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物語

はまなすの実

原作/田野呵々士

注釈

尺(しゃく)
 昔の長さの単位。1尺=30.303cm。
寸(すん)
 昔の長さの単位。1寸=3.0303cm。10寸で1尺となる。
小袖(こそで)
 昔の日本の庶民の間で広く普及していた、普段着や作業着に用いられた質素な着物。
褌(ふんどし)
 長い布でできた昔の男性の下着。現代では下帯(したおび)とも言う。
浜茄子(はまなす)
 浜茄子という字を当てるが、元は「浜梨」が変化したもの。バラ科の落葉低木。日本の日本海側では鳥取県以北、太平洋側では茨城県以北と、北海道ほぼ全域の海岸に自生する。初夏に赤い花を咲かせ、夏に丸い実を結ぶ。根は染料となり、花は香料、果実は加工すれば食用となる。
小麦色
 小麦色とは大体こんな   色ですが、人の肌の色を表現している場合には単に日焼けしているという意味で使われることもあります。幕末の日本人の写真など見てもわかりますが、特殊な環境にある一部の人たちを除いて、昔の日本人は今の人よりもずっと日に焼けていたと思われます。
水軍(すいぐん)
 海軍の古い言い方。
夕餉(ゆうげ)
 夕食のこと。
宴(うたげ)
 宴会の雅語的表現。
伊予(いよ)
 現在の愛媛県に相当する地方の古称。
飽きんど
 商人(あきんど)という言葉に引っ掛けている。
琵琶(びわ)
 ペルシャまたはインド起源で、中国を経て日本に伝わった撥弦(はつげん)楽器。いろいろな種類がある。
狼煙(のろし)
 昔、何かの合図を遠くに伝えるために焚かれた火。
伝馬船(てんません)
 十人乗りくらいの小型の和船。
つくった塩
 昔の日本では、海の水を煮詰めて塩をつくっており、それは現代のいわゆる精製塩よりもずっと貴重なものであった。
朝餉(あさげ)
 朝食のこと。
淡い茶色
 大体こんな   色。
絞り染め(しぼりぞめ)
 布のところどころを糸で固く縛って染める手法。縛った部分だけ色が染まらないので模様ができる。
茜色(あかねいろ)
 大体こんな   色。
勾玉(まがたま)
 古代日本の装身具のひとつ。翡翠(ひすい)や瑪瑙(めのう)などの石を巴(ともえ)形に加工してつくられる。
ガレオン船
 当時のスペインの貿易船。3~4層の甲板をもつ、当時としては極めて性能の高い船。大航海時代の象徴的存在。
四幅袴(よのばかま)
 当時の日本庶民男子の間で広く普及していた、普段着や作業着に用いられた質素な袴。
雑賀衆(さいかしゅう)
 和歌山県紀ノ川流域に住んでいた人々の集団。古くから林業、漁業、鍛冶、貿易、傭兵などに従事し、鉄砲が伝来するに及んで根来(ねごろ)衆と共に、鉄砲の製造とそれを装備した強力な傭兵軍団を結成させる。各大名から傭兵の依頼があり、それがために時代に翻弄され、最後は豊臣秀吉によって滅ぼされた。
和人(わじん)
 この当時独立国家であった沖縄の人や、アイヌ民族以外の日本人のこと。
倭寇(わこう)
 古くから、朝鮮半島や中国沿岸各地を襲って略奪したさまざまな倭人の集団の総称。一旦は衰えたが、室町時代に明王朝が海禁令を出したので、この政策に不満を持つ中国人朝鮮人が倭人に成りすまして倭寇になることも多かったという。海禁令解除に続いて、豊臣秀吉の海賊禁止令と徳川幕府の鎖国政策などによってほぼ完全に影を潜めた。
折烏帽子(おりえぼし)
 この時代の男性が一般的に用いていた上を横に折り曲げた烏帽子。
素襖(すおう)と長袴(ながばかま)
 当時の武士が正装するときの衣服。
間(けん)
 昔の長さの単位。1間=6尺=1.81818m。
藍(あい)
 タデ科の一年草。葉から鮮やかな青色の染料が採れる。大体こんな   色。
紅色(べにいろ)
 大体こんな   色。
雪隠(せっちん)
 便所のこと。
一揆(いっき)
 権力者の横暴に対して、土民が結束して立ち上がること。
備後
 現在の広島県東部の古い名称。
派手にやっとる衆
 ここでは当時最大規模だった村上水軍のことを指している。
安芸(あき)
 現在の広島県中西部の古い名称。
南部
 現在の青森県と岩手県にまたがる地方。
関白(かんぱく)
 明治維新以前の天皇を補佐する最高位の大臣。この時代では、豊臣秀吉を指す。
緑青(ろくしょう)
 銅特有の錆びで、薄緑色をしている。
もののふの道
 武士道の江戸時代よりも前の時代の言い方。
もののふ
 武士の古い言い方。
琉球(りゅうきゅう)
 沖縄の昔の名称。
震旦(しんだん)
 中国(China)のこと。この時代、中国と言えば普通は日本の中国地方のことを指した。
夫婦(めおと)の契(ちぎ)り
 昔の言葉で婚約のこと。
丑(うし)の刻
 午前二時。
火吹き竹
 火を起こすときに風を送るための竹筒。
葛篭(つづら)
 衣類などを入れるツヅラフジで編んだ籠のこと。
行灯(あんどん)
 昔の照明器具。室町時代では手で下げて持ち歩けるものが一般的で、これが室内に据え置く形になったのは江戸時代になってから。
鬨(とき)の声
 戦闘の突撃や勝利のときに兵隊が一斉に上げる叫び声。
松明(たいまつ)
 松や竹などを束ねたりして先端に火を点けた照明。
硝煙(しょうえん)
 火薬を燃やしたときに出る白い煙。独特の匂いがある。
取舵(とりかじ)
 船を左に進めるための舵の取り方。
シャム
 タイ王国の古称。
 1里=3.9273km。
呼子(よぶこ)
 人を呼ぶための小さな笛。
灰神楽(はいかぐら)
 火の気のある灰が、何かの衝撃を受けて吹き上がること。またはその灰のこと。
丸腰(まるごし)
 刀を帯びていない侍、または武装していない軍隊。
秣(まぐさ)
 馬の餌にする草。
蓑(みの)
 日本古来の雨具。材料はカヤ、スゲ、藁(わら)、シュロの毛など。マントのような形をしている。
陣笠(じんがさ)
 戦国時代から江戸時代に掛けて、下級の武士が兜の代わりに戦場で被った平たい円錐形の笠のこと。
火縄(ひなわ)
 当時の銃は、まずこの火縄に点火し、火縄から銃に込めた火薬に着火させることによって玉を飛ばした。
獄門(ごくもん)
 斬罪(ざんざい)に処せられた者の首を見せしめのために曝(さら)すこと。
半旗(はんき)
 弔意を表すために、旗を一番上までは上げずに少し下げること。
獄門(ごくもん)
 斬罪に処せられた者の首を見せしめのために晒(さら)すこと。
上(かみ)つ世
 大昔。
ハマヒルガオ
 ヒルガオ科の多年草。海浜(かいひん)の砂地に生える。
喪(も)
 死んだ人の遺族が、ある一定の期間他人との交際を避けること。
囲炉裏(いろり)
 床を木の枠で四角く区切った中に灰を敷き詰めて、その上で焚き木を燃やして暖房にしたり調理をしたりするもの。昔の生活には欠かせないものだった。
火打石(ひうちいし)
 火起こしのための道具。ふたつの石を打ち合わせて出た火花を燃えやすいものに移した。
金毘羅(こんぴら)
 梵語(サンスクリット語)で kumbhira 。仏法の守護神で、航海する人の願いを叶えるとされている。
貫(かん)
 1貫=3.75kg。50貫は187.5kg。
参謀(さんぼう)
 軍の中で作戦を立てたり用兵などを行なう重要な職務。
傭兵(ようへい)
 賃金を与えて雇う兵隊。
平山城(ひらやまじろ)
 平野の中にある天然の山または人工の山に築かれた城。戦国時代末期から日本でつくられる城の主流となった。
膝行(しっこう)
 武士が殿様の前などで床に膝を付いたまま進退すること。
采配(さいはい)
 大将が兵を指揮するときに使う、先端にいくつものひらひらが付いた短い棒。
白兵戦(はくへいせん)
 銃撃戦ではなく刀や格闘での戦い。
ようそろ
 船の舵を真っ直ぐに戻すこと。
膏薬(こうやく)
 動物の脂(あぶら)などでつくられた外傷用の塗り薬。
陸風(りくかぜ)
 海と陸の温度差が原因で、夜に陸から海に向かって吹く風のこと。
明(ミン)国
 中国に栄えた王朝。1368~1662年。
千振(せんぶり)
 野山に生えるリンドウ科の二年草。胃の薬として古くから用いられてきた。
熟鮨(なれずし)
 魚の腹の中に米を詰め、自然に醗酵させてつくる鮨。現在の寿司の原型とされている。
男色(なんしょく)
 ホモの昔の言い方。
近江(おうみ)
 現在の滋賀県の古称。
元寇(げんこう)
 文永11(1274)年の文永の役(えき)と、弘安4(1281)年の弘安の役の二度にわたる元(蒙古)の日本襲来。
神風(かみかぜ)
 蒙古が日本に襲来したとき、博多湾の蒙古の水軍を二度にわたって壊滅させた大風のこと。伊勢神宮の神威によるものとされる。
福建(ふっけん)語
 元は中国福建省や台湾などで話されている言葉であるが、当時海外に出て商売をしていた中国人が話していたのはこの言葉だと言われている。
北京(ぺきん)語
 元は明以来の首都北京周辺で話されていた言葉。現在の中国の共通語である普通話は、この言葉が基本になっている。
広東(かんとん)語
 主に中国広東省、香港、澳門などで話されている言葉。
天竺(てんじく)
 インド昔の言い方。
釈尊(しゃくそん)
 お釈迦様のこと。
由陀国(ユダこく)
 古代ユダヤ王国のこと。
切支斗(きりしと)
 キリストのこと。
大秦国(だいしんこく)
 ローマ帝国のことを中国ではそう呼んでいた。
天主教(てんしゅきょう)
 ローマ・カトリックの当時日本での名称。
切支丹(きりしたん)
 ローマ・カトリック教徒の当時日本での言い方。
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
 古事記による神話で最初に現われる神。宇宙そのものを指しているともされている。
伴天連(バテレン)
 ポルトガル語で神父を意味する Padre の音訳。ここではローマ・カトリックの宣教師を意味する。
海禁令
 中国の制限貿易政策。王朝が貿易を独占し、私貿易が禁じられた。ここで言う海禁令とは、1372年、明の光武帝によって初めて出され、1567年に解除されるまで出されていたものを指す。これによって収入を失った一般商人が徒党を組んで倭寇となることも多かったという。
福江(ふくえ)
 現在の長崎県福江市のこと。昔、倭寇の本拠地のひとつがあった。
みしはせ
 昔、日本海沿岸に襲来した北方の民族。
戯言(ざれごと)
 冗談。
焼夷弾(しょういだん)
 高熱を出して周囲を焼き払ってしまう爆弾。
安宅船(あたけぶね)
 戦国時代から江戸時代初頭にかけて日本で用いられた軍船。大型なので速力は遅いが火器を搭載している。櫓の数の多いものでは百五十挺(ちょう)に及んだ。船上に城の天守閣のような楼閣(ろうかく)があるのが特徴。
旗艦
 軍隊の場合では艦隊の司令官が乗っている船なので、この場合は頭が乗った船。
泡盛(あわもり)
 沖縄特産の焼酎。米からつくられる。
三弦(さんげん)
 三味線のこと。沖縄ではサンシンと言う。
並足(なみあし)
 馬術用語で、馬の一番遅い進み方。
流行り病(はやりやまい)
 伝染病。
算術
 昔の言葉で算数や数学のこと。
宋銭・明銭(そうせん・みんせん)
 日本では平安時代から室町時代末期まで貨幣が鋳造されず、それに代わってこのような中国の貨幣が流通していた。
屋号(やごう)
 各家々固有に付けられた苗字とは別の名称のこと。
タロ芋
 日本の里芋に近い芋で、オセアニアでは古くから主食のような重要な作物。
コーラン
 Koran、イスラム教の聖典。
匁(もんめ)
 日本の昔の重さの単位。1匁=3.75g。
大和(やまと)
 現在の奈良県の古称。
相模(さがみ)
 現在の神奈川県西部と中部にまたがる地域の古称。
天竺煮(てんじくに)
 カレーのようなインド系の料理で、この物語上の架空の名称。
丁子(ちょうじ)
 クローブのこと。
肉桂(にっけい)
 シナモンのこと。
小荳蒄(しょうずく)
 カルダモンのこと。
馬芹(ばきん)
 クミンのこと。
コエンドロ
 コリアンダーのこと。
セボラ
 cebola ポルトガル語で玉葱のこと。この野菜が日本に入って「玉葱」と言われるようになったのは明治になってから。
赤茄子
 ここではトマトのこと。
元服(げんぷく)
 昔の貴族や武士の成人式。12歳から16歳くらいの間に行なった。
エウロペ
 スペイン語でヨーロッパのこと。
鬱金(うこん)
 ターメリック。一般のカレーの黄色は主にこの色である。
イングラテラ
 スペイン語やポルトガル語でイギリスのこと。
伊賀(いが)
 現在の三重県中東部地域の古称。
南都(なんと)
 現在の奈良市。
辻(つじ)
 町角。
俵(たわら)
 藁や葦(よし)などを編んでつくられた、米や炭などを入れるための円筒形の袋。
暮れ六つ
 一日の日の長さによって異なるが、この時期では午後7時前後。
上洛(じょうらく)
 地方から京都へ行くこと。
袈裟(けさ)
 仏教の僧侶が着る衣服で、左肩から右脇の下にかけて衣(ころも)を覆う長方形の布。
錫杖(しゃくじょう)
 僧や修験者(しゅげんじゃ)が持ち歩く、頭部に小さな鉄の輪を付けた杖。
登城(とじょう)
 武士が城へ出勤すること。
伊勢
 現在の三重県北部と中部にまたがる地域の古称。
尾張(おわり)
 現在の愛知県西部の古称。
駿河(するが)
 現在の静岡県中部と東部にまたがる地域の古称。
忍器
 忍者が忍術に使う器具。
厠(かわや)
 便所のこと。当時は母屋の中になく、別の場所に独立して設けられていることが多かった。
格子(こうし)
 日本の伝統的な木造家屋の窓にはめられている、細い木をいくつも縦や横に組んだもの。
寝巻き
 夜眠るときに着る着物。これが転じて、現代では寝間着と書く。形は浴衣(ゆかた)と似ている。
襦袢(じゅばん)
 昔の女性が身に着けた丈の長い下着。
鞍(くら)
 馬の背に置いて人や荷物を乗せるもの。
手綱(たづな)
 馬の轡(くつわ)に取り付けて人が馬を操(あやつ)るための綱。
厭戦(えんせん)
 戦争が長引いてそれ以上戦争するのが厭になること。
権大納言(ごんだいなごん)
 江戸時代までの日本の朝廷の官位。当時の徳川家康は、朝廷からこれを叙任されていた。
干戈(かんか)
 元は盾と鉾という意味。武器のこと。
奥州(おうしゅう)
 今の東北地方の大部分を占める地域の古称。
托鉢(たくはつ)
 鉢を持った僧が、修業のために経文を唱えながら各家々を回って米やお金を貰うこと。
轡(くつわ)
 馬の口に含ませて手綱を付けるための道具。
鐙(あぶみ)
 鞍の両脇に垂らして、ここに人が足を乗せる。
香魚(こうぎょ)
 鮎の別名。
 日本には昔、ニホンオオカミという種の小型の狼がいた。明治時代に絶滅したとされている。
ヴァレンシア
 スペイン東部の地方。
Paella(パエリア)
 スペイン語では「パエリャ」というふうに発音する。専用の蓋のない平たい鍋で肉や魚貝類などの具を炒め、米と水を加えて炊いたもの。仕上げにサフランを入れて黄色く着色する。元はバレンシア地方のイスラム教徒の料理で、現在ではスペインを代表する料理のひとつとなっている。
queijo(ケイゾ)
 ポルトガル語でチーズのこと。
町(ちょう)
 昔の長さの単位。一町=60間=109.091m。
九国(くこく)
 九州のこと。
返り血
 人を刀物で切り付けた際、血圧のために吹き出す血のこと。
靫(うつぼ)
 矢を入れるために背負った容器の昔風の言い方。
烙印(らくいん)
 昔、罪人や奴隷の肌に押した焼印。
毛氈(もうせん)
 毛と綿を混ぜて織った敷物用の布。茶会などに使われる。
クリーム色
 大体こんな   色です。
数え年
 その人が生まれた年の12月までを1歳、翌年からひとつずつ足していく、昔の年の数え方。
リュート
 16~17世紀のヨーロッパで盛んに用いられていた撥(はつ)弦楽器で、胴の形は日本の琵琶に似ている。音色はクラッシックギターとハープの中間といったところ。
流鏑馬(やぶさめ)
 昔、武士が馬を走らせながら弓矢で的を射た競技。祭などでは今でも残っている。
グジャラート
 インド西部の地域。この地の商人は、ポルトガルが進出する以前から、東西の海上交易で重要な役割を果たしていた。
時(とき)
 昔の時間の長さの単位。1時=2時間。
大僧正(だいそうじょう)
 大僧正とは僧官の最高位のことで、ここではローマ教皇のことを指している。
パードレ
 ラテン系の言葉で神父のこと。
パタニ王国
 当時シャム王国の従属下で、マレー半島東岸にあった王国。
ビードロ
 Vidroは、ポルトガル語でガラスのこと。当時の日本では、ガラス製品のことをこう呼んだ。
簪(かんざし)
 女性の日本髪に挿す装飾品。
上方(かみがた)
 関東などから見た京都や大阪のこと。当時天皇の御所は京都にあったのでこう言った。
清朝(しんちょう)
 明(みん)の後に中国を支配した王朝。1616~1912年。
武蔵(むさし)
 現在の東京都と埼玉県、神奈川県東部を含む地域の古称。
論功行賞(ろんこうこうしょう)
 戦の手柄の有無や大小を調べて褒美を取らせること。
朱印状
 室町時代から江戸時代にかけて、征夷大将軍が何かの許可を与えることを記した紙。朱の判が捺してあるのでそう言う。一般には御朱印状が正しい。
グジャラート
 現在のインド西部の地域。この地の商人は、ポルトガルが進出する以前から、東西の海上交易で重要な役割を果たしていた。
スエズ運河
 現在のエジプト共和国北東部に位置し、紅海と地中海とを結んでいる。
観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)
 観音様の正式な呼び名。
面舵(おもかじ)
 船を右に進めるための舵の取り方。
天主堂(てんしゅどう)
 ローマ・カトリック教会の礼拝堂。
逢い引き
 デートの昔の言い方。
江蘇(チヤンスー)
 中国中西部沿岸の省。その中では、上海、南京、蘇州、無錫、徐州といった都市が特に有名である。
米びつ
 昔、日本で米を入れるために用いていた、内側に金属を張った箱のこと。
マングローブ
 熱帯や亜熱帯の海浜や河口で、定期的に海水に浸る場所に生育している常緑樹群。
十字を切る
 カトリック教徒が神に祈るとき、自分の額から胸、左肩から右肩の順に指先で十文字を描くこと。
千尋(ちひろ)
 水の深さを表わす単位。1尋=6尺=約1.8メートル。千尋=約1800メートル。
ピックルス
 西洋の漬物。
郭(くるわ)
 ここでは、遊郭、即ち男が女遊びをして女が収入を得る場所のことを指す。
ラテン語
 古代ローマ帝国の公用語。
マケドニア
 バルカン半島の付け根、ギリシャの北にある地方。
カルタゴ
 元はフェニキア人の植民地。現在のチュニジア共和国のあたりを中心として、一時は北アフリカ沿岸のほぼ全域と地中海西部を支配していたが、紀元前146年ローマ帝国によって滅ぼされた。
大僧正(だいそうじょう)
 僧官の最高の位。「ローマ法王」や「教皇」という言葉は当時まだなかったのでヒミカはこう言った。  現在のフランス南西部、ピレネー山脈の北側に当時あった小王国。
香草(こうそう)
 ハーブのこと。
cruciata(クルキアタ)
 ラテン語で十字軍のこと。
ギリシャの皇帝
 クレールがここで言う「ギリシャ」とは、東ローマ帝国のこと。
モーゼ
 旧約聖書に登場する人物。当時エジプトで迫害されていたユダヤ人を導いて脱出させた。神から十の戒めを授かったとされている。
ムハンマド
 イスラム教で神の啓示を受けた預言者とされている人物。
文禄・慶長の役
 豊臣秀吉が行った朝鮮出兵による戦闘の総称。文禄の役は文禄元(1592)年から翌年休戦するに至るまで、慶長の役は慶長二(1597)年講和交渉決裂によって始まり、翌年の秀吉の死によって撤退するまで。  このとき日本兵が行なった残虐な行為や捕虜の強制連行は、この国の人々に後々まで恨みを残すこととなった。
日本人町
 16世紀末から17世紀初頭にかけて、貿易で海外渡航をする日本人が増えると、東南アジア諸国に日本人による町が形成されていった。タイのアユタヤにあったものは、その中で最も有名である。その他にも、現在のベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシアなどにあったと言われ、多いところでは1500人もの人口があったそうである。  しかし、その後の日本の鎖国によって日本人の海外への行き来が途絶えると衰退し、18世紀中にその全てが消滅したと言われていた。
呂宋(ルソン)の都
 ここでは、現在のフィリピン共和国の首都マニラ市のことを指している。
老酒(ラオチュウ)
 粟、黍(きび)、もち米からつくる、中国の酒。
ハポン
 スペイン語で日本のことをJaponと書いて、こう発音する。
鼈甲(べっこう)
 アカウミガメの甲羅を煮てつくる工芸品。
ビオラ・ダ・ガンバ
 この時代のヨーロッパの低音弦楽器で、現在のチェロと似たような音域を持つ。viola da gamba と書く。イタリア語。
アンボイナ
 現在のインドネシア東部にあるアンボンの、ポルトガル語の呼び名。
御朱印船(ごしゅいんせん)
 室町から江戸時代にかけて、外国と貿易をするための許可を将軍によって与えられた船。
長政様
 山田長政(やまだながまさ)1590?~1630年。静岡県出身で、1617~1618年27歳頃にシャムに渡ったらしい。日本人傭兵の長となり、最終的にはシャム国最高の官位オーヤ・セーナピモクにまで登りつめる。シャム王位継承の争いに巻き込まれ、足の傷に毒薬入りの薬を塗られて死亡する。
足軽(あしがる)
 普段は雑役(ざつえき)に従事する最下級の武士。
ブリキ
 薄い鉄板に錫(すず)をメッキしたもの。
民族学
 世界の諸民族の文化を研究する学問。現在は「文化人類学」という名称になっている。
南方戦線
 太平洋戦争当時、中国の戦線に対して南太平洋地域の戦線をこう呼んだ。
ファシズム
 独裁的な国家社会主義。第一次大戦後のイタリアのファシスト党、ドイツのナチス、大日本帝国などがこれに該当する。
憲兵
 軍事政権下の日本で警察の役割を果たしていた兵隊。
蘆溝橋(ろこうきょう)事件
 日中戦争の発端(ほったん)となった日本と中国との軍事衝突事件。
 1937年7月7日、北京西郊永定河の蘆溝橋付近で、日本軍中隊が夜間演習を終えた午後10時半頃、十数発の射撃音があり、兵一人が行方不明となった。兵は用便中で約20分後に隊列に復帰したが、豊台の大隊が出動、8日には永定河東岸を制圧した。しかし、最初の銃声は誰が何を発射したのか今尚不明である。爆竹の音だったという説さえある。
 この事件を理由に、軍部は中国への派兵を提案、政府はそれを承認する。これに対抗して中国国民政府も現地への派兵を決意したとの情報が入ると、今度はそれを理由に日本陸軍の強硬派は更なる派兵と総攻撃を決定し、これによって日中は全面戦争へと突入した。
大正デモクラシー
 日本に於ける古い体質の政治を批判し、民衆のための政治を求める広範な運動。デモクラシーとは英語で民主主義のこと。日露戦争後、大正期に盛んになったのでこう呼ばれる。
玉砕(ぎょくさい)
 全員戦死することを覚悟して戦うこと。
かんかん帽
 麦藁を固く編んでつくった丸くて平たい形の男物の帽子。大正から昭和15年頃まで日本で流行した。
インドのカシミール地方
 カラシュ族が住んでいるのは現在のパキスタン国内だが、この当時まだパキスタンという国は存在しておらず、その地域は英領インドであった。カラシュ族が注目されるようになったのは、実際には戦後になってから。
モスク
 イスラム教の寺院。
国民服
 1940年11月2日公布の「国民服令」によって定められた日本国民男子の標準服。見た感じが軍服に似ているが、日常的に着用を強制されていたわけではない。
がま口
 口金の付いた金入れ。その口はガマガエルの口に似ているのでそう言う。
オランダ領東インド
 インドネシアの当時の呼び名。
稚児趣味(ちごしゅみ)
 男性が女性を愛するようにして少年を愛すること。
満州(まんしゅう)
 現在の中華人民共和国の東北地方に当たる地域。当時は日本の傀儡(かいらい)政権があった。
不敬罪
 皇室や社寺に対して失礼な言動をすることを取り締まるための、戦前戦中まで定められていた罪。
皇紀
 戦前につくられた、神武天皇即位の年を元年とする紀元。西暦紀元前660年が皇紀元年にあたる。
記紀(きき)
 古事記と日本書紀のこと。
小発(しょうはつ)
 陸軍の小型上陸用舟艇(しゅうてい)。
ポニーテール
 女性の髪形の一種。長い髪を頭の後ろで一本の小馬(ポニー)の尻尾(テール)のように結ぶので、この名称がある。
疎開(そかい)
 都市の住民が、空襲などから逃れて地方に移住すること。
天幕(てんまく)
 テント。
後漢(ごかん)
 西暦25年~220年に中国にあった国家。
シャーマニズム
 巫女などに神や霊魂が乗り移って神託を述べるという形をとるのがその主な特徴。我が国では沖縄県のノロ、青森県のイタコなどがこれに当たる。
蓄電池(ちくでんち)
 バッテリーのこと。
モールス信号
 昔無線で使われていた、信号の長短を組み合わせた符号。
論語(ろんご)
 中国周時代の哲学者孔子(B.C.550~B.C.479)の言行をその弟子たちが書いた書物。
Coelacanth(シーラカンス)
 硬骨魚類・総鰭(そうき)類に属する一系統の総称。5000万年前にその全ての種は絶滅したとされていたが、まず1938年に南アフリカ共和国の河口でその特徴を持つ一種が捕獲され、その後数十年に渡ってコモロ諸島などで十数尾が捕獲された。
送話器
 マイクロフォンのこと。この当時の放送局のものは、丸い団扇(うちわ)のような形をしていた。
大本営(だいほんえい)
 戦時中、全ての日本軍を指揮していた部署。
大和(やまと)民族
 日本には他に、アイヌ民族、朝鮮民族などが住んでいるので、民族学者の早川教授に対して長澤教授は、敢えてこう言ったのである。
アッツ島とキスカ島
 アラスカ西部にあるアリューシャン列島の島々。
南印(なんいん)
 南インドのこと。
空中線
 アンテナのこと。
増幅器
 アンプのこと。
ポリネシア
 太平洋の地域や文化の区分。
ISP
 Internet Service Provider の略。個人や企業などがインターネットに接続するためのサービスを提供している会社。
ヨハン・セバスチャン・バッハ
 Joha Sebastian Bach (1685~1750)。ドイツの作曲家、オルガン奏者。
 音楽家の家系に生まれ、その息子たちの多くもやはり音楽家なので、他のバッハと区別するために「大バッハ」とも呼ばれている。
前奏曲
 ここでは、組曲などの最初に演奏される曲を指している。プレリュード(Prelude)。
石づき
 キノコの柄(え)の固い部分。
梵語(ぼんご)
 古代インドの言葉、サンスクリット語のこと。
ニーチェ
 Friedrich Wilhelm Nietzsche 1844-1900 ドイツの哲学者。キリスト教による価値観の崩壊を見て、それに代わる価値観を提唱した。
ハイデッガー
 Martin Heidegger 1998-1976 ドイツの哲学者。
ヒトラー
 Adolf Hitler 1989-1945 ドイツの総統兼首相、ナチスの指導者。
脚気(かっけ)
 ビタミンB1の欠乏によって起こる、脚が痺(しび)れたりむくんだりする病気。
germanium radio(ゲルマニウム・ラジオ)
 ゲルマニウムという金属元素を使った半導体による、単純な構造のラジオ。電源がなくてもイヤーホーンで聞くことができる。
short wave(短波放送)
 ラジオの電波の波長の中で、短波といわれる帯域の電波は、地球を取り巻く電離層というものに反射させて、遠くまで飛ばすことができる。そのため、各国とも海外向けの放送に使用していることが多い。日本でもNHKが、日本語や英語をはじめとする各種言語によってそれを行なっている。
Zionism(シオニズム)
 シオン主義。それまで国を追われていたユダヤ民族が、パレスティナの地に帰って国を再建しようという政治運動。
ペンタゴン
 元は英語で五角形のことだが、アメリカ合衆国国防総省本部庁舎の建物の形から、その通称となっている。
Iberia(イベリア)半島
 ヨーロッパの西端に位置する大きな半島。スペインやポルトガルといった国がある。
Balkan(バルカン)半島
 ヨーロッパの東南端に位置する大きな半島。ギリシャやブルガリアといった国があり、トルコの一部もこれに含まれる。
防衛庁
 現在の防衛省は、この当時まだ「庁」であった。
修身
 戦前の道徳教育の学科。
タカラガイ
 軟体動物盤足目タカラガイ科に属する種の総称。貝殻は光沢のある楕円形で、その多くは美しい文様のある背側と、両脇が鋸状になっている縦に細長い開口部のある腹側が特徴。古代アジア太平洋地域では、貨幣として使用されていた。
香菜(シャンツァイ)
 コリアンダーの葉。東南及び南アジアではごく一般的な薬味として用いられている。中国北京語でシャンツァイ、タイ語ではパクチーと言う。カメムシの出す匂いに似た香りがするので、日本人には好き嫌いがある。
蚤(のみ)の夫婦
 蚤はメスよりオスのほうが体が小さいことから、妻より夫の方が体が小さい夫婦のことをそう言う。
木遣節(きやりぶし)
 日本の民謡の形式のひとつ。元は重い木材などを牽くときに歌われた。
ローズマリー
 しそ科のハーブ。その精油には肌を引き締めたり、フケや脱毛を抑え、髪を成長させる働きがある。
バーツ・サタン
 共にタイの通貨の呼称。1バーツ(baht)=100サタン(satangs)。
トング
 英語で tongs 。調理などで、物を挟むための道具。
カプサイシン
 唐辛子に含まれている辛味の成分。体内の脂肪を燃焼させる働きがある。
三途(さんず)の川
 死者が冥土(めいど)へ行く途中に渡るとされている川。
バックパッカー
 英語で back packer 。トランクやスーツケースではなく、リュックサックなどを背負ってラフなスタイルで旅をする人のこと。
short wave(短波放送)
 ラジオの電波の波長の中で、短波といわれる帯域の電波は、地球を取り巻く電離層というものに反射させて、遠くまで飛ばすことができる。そのため、各国とも海外向けの放送に使用していることが多い。日本でもNHKが、日本語や英語をはじめとする各種言語によってそれを行なっている。
禁煙車両
 当時上越新幹線では基本的に喫煙が許されており、それが許されていない車両のことをこう呼んだ。
フィート
 イギリスの長さの単位。1フィート=30.479cm。
船便(ふなびん)
 外国に荷物を送る際、早く届くが料金の高い航空便(こうくうびん)に対して、時間は掛かるが料金の安い船便がある。重量の軽い手紙などは航空便、重い物は船便が適している。
ガムラン
 インドネシアの打楽器中心の古典音楽。
ラーマーヤナ
 古代インドの叙事詩。タイやインドネシアをはじめとするアジア各地に伝えら、絵画や演劇の題材として用いられている。
アブラカダーブラ
 呪文の文句。日本語だと、「ちちんぷいぷい」に相当する。
ドーバー海峡
 イギリスとフランスの間にある海峡。
Joan of Arc
 英語でジャンヌ・ダルクのこと。
メラネシア
 ニューギニア島周辺の島々の総称。 閉じる(Alt)+(C)
バミューダトライアングル
 フロリダ半島の先端と、プエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ三角形の海域。昔から船や飛行機などが消えてしまうという伝説がある。
攘夷(じょうい)
 幕末に、開国や通商を求めて来る外国人を、侵略者とみなして追い払おうとすること。
大英帝国(だいえいていこく)
 当時のイギリスの日本での言い方。
ジブラルタル海峡
 地中海の西端、イベリア半島とアフリカ大陸との間の海峡。
アララト山
 トルコ共和国の東端にある標高5,137mの山。旧約聖書で、洪水の後ノアの箱舟が着いた場所とされている。
ヴィザ
 外国人が入国する際に必要な入国許可申請証明。普通、パスポートの空いているページに、スタンプとして押される。
パスポート
 旅券とも言う。外国官憲に国民の保護を依頼する、政府が発行する公文書。
イミグレーション
 出入国管理。ここでは、成田空港の入管のこと。
スラング
 隠語。ここでは、瓶ヶ島の男言葉のことを面白がってそう言っている。
ゲストハウス
 ホテルよりも設備が限定されているが、安価な宿泊施設。
TGV(テージェーヴェ)
 フランス国鉄 (SNCF) が運行する高速鉄道の車両、およびそれの運行形態。
ミリオン・セット
 ミリオンは英語で百万のこと。箸は二本一組(セット)なので、百万膳(二百万本)という意味になる。
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