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はたけ

元肥(もとごえ)

2009.3.7.
2009.11.13. 更新

元肥とは?

 農作物を作るための肥料で、作物を植える前にあらかじめ土の中に仕込んでおく肥料のことを言う。これに対して、作物を植えてから施す肥料のことを、「追肥(ついひ)」と言う。

素材

 肥料には様々な種類があるが、我が家では市販の物は使わずに次の三本柱だ。

  1. 人の糞尿
    糞尿を畑の肥やしにしている我が家では、便所に紙を捨てない。拭いた紙は別の袋に入れ、燃えるゴミとして出している。日本の一般の紙には、漂白剤や蛍光剤などの添加物が含まれている可能性があり、このような物質が土壌に悪影響を与えることも考えられるからだ。
    野菜の葉や茎の生育に欠かせない窒素と、果実の生育に必要な燐酸が豊富に含まれているし、その他の肥料成分も含まれているという、優れた肥料となる人糞ではあるが、生のままでは畑に使えない。作物に吸収されるためには、微生物や虫によってある程度分解されていなければならないし、そこに含まれている塩分と、醗酵の際に出るガスが根に当たると、作物が弱ったり枯れてしまったりする。それを「肥負け」と言う。
    この問題を克服するには、便所の中で何ヶ月か置いたものを使うこと。そのようにして、ある程度醗酵したものを以下、下肥(しもごえ)とする。下肥が作物の根に直接触れないようにすることも大事だ。それには、作物を元肥(もとごえ)の真上に植えないことだ。
    畝の断面図
    このようにして野菜を元肥の両脇に植えると、野菜の根が下肥の濃い部分には直接当たらないので、肥え負けすることがない。
  2. 雑草や落ち葉、野菜の茎や葉
    下肥と共に畝(うね)の下に埋める。そうすると下肥に含まれている細菌の力で早く醗酵するし、下肥に欠けている成分を補い、肥やしの持ちも良くなる。
  3. 木灰
     我が家では、調理・風呂・ストーブいずれも薪や炭なので、そこから出る灰を肥料にしている。それには、野菜の根の生育に欠かせないカリウムが豊富に含まれているし、灰はアルカリ性なので、酸性である下肥を中和する役割も果たしている。
     を立ててから、その上に降り掛ける。

 たったこれだけだが、ここでご紹介している野菜や果物の全てが一応出来ている。農業で生計を立てているわけではないので、これで充分だ。

必要な道具

  1. 長い紐二本
    溝を掘るための目安にする。
    紐
    このようにして糸巻に巻いておくと便利だ。
  2. 剣スコ
    剣スコ
    土方でよく使う、先の尖ったスコップ。
  3. 平鍬
    平鍬
    溝を埋めるとき土を寄せるのに使う。

方法

  1. 畝を作りたい場所に、110cm 間隔で紐を二本平行に張る
    紐を張る
  2. 紐を目安にして、その中心にスコップで溝を掘る
    溝を掘る
    浅いとあまり多くの肥やしが入らないので、私は二度掘りしている。
  3. 溝の底に草や落ち葉などを敷く
    草を敷く
    生のものより枯れている方が良い。生のものが分解するときに発生するガスが、野菜の根を痛めるためだ。
  4. 下肥を汲む
    その方法については、こちらをご参照あれ。
  5. 下肥を溝に流し込む
    ここでは、醗酵した糞尿が実際に写っている極めて貴重な画像(こんなものを公開しているサイトは極めて稀だという意味)を用いて説明しますが、その画像を閲覧するためには、次の承諾書をよくお読みになって、それに同意されることが必要です。
    承諾書

    現在このページを閲覧しているあなたが、これから現れる画像を見て気分が悪くなったとしても、その責任の全ては、本承諾書に同意したあなたにあるとします。田野呵々士を責めてはいけません。

    2009年3月7日 家主 田野呵々士作成
    花 花
    糞尿流し込み完了 溝の量端に目印の棒を立てる

    糞尿を入れ終えたら、目印のために溝の両端に棒を立てておく。
  6. 土を被せる
    これを放置しておくと、悪臭のために近所迷惑になるし、誰かがうっかり足を突っ込まないとも限らないので、速やかに土を被せる。
    土を被せる
  7. 木灰をまく
    野菜の根の生育に欠かせない、カリウムを含んでいる木灰をまく。量は、3尺四方当たり5合(900cc)くらいが目安だ。
    土を被せる
  8. 畝を立てる
    それには畝立て(うねたて)をご参照あれ。

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