アブラナ科の1年又は2年草。
原産は中国という説と、コーカサス南部からパレスチナという説がある。
日本では古くから「すずしろ」という名で春の七草の1つにも数えられて親しまれており、種類が豊富。
我が家での肥料は下肥と堆肥、木灰。
病害虫には比較的強いが、モンシロチョウの幼虫(青虫)だけは天敵だ。
我が家での秋蒔きには、一般に「青首」と呼ばれている茎の地上部が薄緑色の品種にしている。それ以外の時期には「美濃早生」という品種が作りやすいので主にそれを作っている。
土に埋もれている部分が根、その延長で地上に出ている部分が茎、その上に放射状に付いているのが葉だ。それらのいずれも食べられる。
大根おろし、漬物、味噌汁、煮物、鍋物と、和食には欠かせない。
根や茎を生で食べた場合には、ビタミンCと共に消化酵素ジアスターゼが得られる。和食では大根おろしを脂分の多い肉や魚、天麩羅などと共に食べることが多いが、これは消化しにくい油脂を消化しやすくするという点で理にかなっていると言えよう。北インドでもカレーの付け合せに、銀杏切りにした生の大根が出てくることが珍しくない。
葉にもビタミンCが多く含まれているそうだが、漬物にするとそれは失われるとのこと。