ウリ科の1年草。
原産はインドと推定されている。
わが国には既に12世紀には伝わっていたとのことなので、種類も極めて豊富だ。
四葉(スーヨー)といわれる品種は、果実の表面のイボの先が尖っているが、コリッとした歯ごたえがたまらないので、我が家ではもっぱらそれを栽培する。これを食べ慣れると、一般のイボの少ない品種は水っぽくて物足りなくなる。
栽培には、乾燥と病気に弱いので注意する。
画像の株の肥料は木灰と米のとぎ汁のみ。我が家では、白米のとぎ汁を台所の流しから流すと、それは下の渓流に注ぐこととなり、そこの生態系を破壊する恐れがある。そのため、基本的に追肥をしない我が家の畑としては例外的に、米のとぎ汁はキュウリの周辺の土に撒いている。追肥と潅水を同時に行うというわけだ。
地這いによる栽培は、手間が掛からない分、果実が虫に喰われやすかったり、草の陰になって発見が遅れ、果実が巨大化する恐れがあるため、支柱に這わせた方が無難。
収穫を逸して巨大化したキュウリは食べるのに抵抗がある。あのピカピカした黄緑色の皮を見ているだけで、なんとなく加熱したくなってくるので、我が家の巨大化したキュウリは、もっぱら加熱して食べることにしている。
その調理例としてキュウリのスープやキュウリと鶏のパスタが上げられる。