せり科の二年草。
原産地はアフガニスタン。その後オランダで西洋種が、中国で東洋種が発達したとのこと。日本には16世紀に中国から入って来たとのこと。
現在我が国の市場に出回っている大部分のものは西洋種であり、正月料理に用いられる金時人参は東洋種だそうだ。
我が家で栽培しているのは主に西洋種で、春に種を蒔き秋から冬にかけて収獲する。
肥料は人糞、枯れ草、木灰。
種が小さいので、雨で流されたりして発芽の段階で失敗することが多い。また、発芽してもいつのまにか消滅してしまったりと、最初のうちは受難が多いが、ある程度大きくなると、ちゃんと育つようになる。
葉をキアゲハの幼虫が食べるくらいで、その他の害虫はこれといっていない。
ビタミンAとカロチン、ビタミンCを豊富に含んでいるそうだ。我が家では主に煮物、汁物の具として毎日のように、よく火を通して使われている。
葉は油との相性も良く、炒め物、餃子の具、麺類の薬味、パスタの具にも使える。葉には火を通し過ぎないのが美味さのこつ。