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だいどころ

大根葉のインドカレー

2004.06.21.
更新 2021.08.20
大根葉のインドカレー
インド式の一人前。

大根の葉料理の新たな領域!

大根の葉  大根を一度に収穫しなければならないとき、あるいは農家から大量に頂いたときに問題になるのが、その葉をどうするかだ。これが嫌いでない人は、味噌汁に入れたり漬物にしたりと、手を変え品を変えて食べるのだろうが、それでもなかなか減らないようなときは、新鮮なうちにカレーにしてしまうという手もある。
 大鍋に山盛りだったとしても、これをインドカレーにすれば、水分が飛んでどんぶり一杯程度の量になる。しかも比較的硬い茎の部分も、柔らかくなってとても食べ易くなる。
 インドとパキスタン両国にまたがっているパンジャブ地方の伝統的な料理に、ホウレンソウのカレーがある。インドの公用語であるヒンディー語ではこれをパラク「पालक (palak)」と言い、パキスタンの国語であるウルドゥー語では「(palak) پالک」と言う。いずれにせよ現在では両国の最も代表的な料理の一つとなっている。
 これは日本のカレーの常識をくつがえす。なぜかというと、ニンジンもジャガ芋も肉も入っておらず、深緑色をした蟹味噌のようなペースト状だからだ。
 ところが、いざ食べてみると、これが想像以上に美味しい。ホウレンソウと油と香辛料との絶妙なコンビネーション。これをロティ(チャパティ)(小麦粉を水で練って丸く扁平にして焼いた物)で食べるとそれが倍増される。ちなみに、このカレーにカッテージチーズが加わると、「パラク・パンニール」という、ちょっと高級なカレーになる。
 この「パラク」からヒントを得て開発したのが、この大根葉のカレーだ。植物油をたっぷり使うことが特徴。

作り方

材料
インド式に小皿に盛り、他の複数のカレーと食べるなら20人分、日本風にこれだけおかずにするなら5人分。
下ごしらえ
調理
  1. フライパンを火に掛け水気をとばし、油を入れたらすぐ弱火にする。
  2. Aを入れ、絶えずかき混ぜて焦げないようにする。
  3. 香りが出てきたらニンニクを加えて炒める。
    大蒜を加えて炒める
  4. ニンニクの色が狐色に変わってきたら玉葱を加え、中火にして炒める。
    玉葱を加えて炒める
  5. 玉葱が金色になって油が浮いてきたら、大根の葉と塩を加えて炒める。
    大根の葉と塩を加えて炒める
  6. 10分ほどして大根の葉に火が通り水が出てきたら、若干火を強める。
  7. 更に20分ほどして水気が無くなってきたら火を弱め、ターメリックを加える。
    大根の葉の場合、いくら火を通しても、ホウレンソウのように形が無くなるということはない。
    汁気が無くなったらガラムマッサーラを加えて火を止め、よく混ぜて出来上がり。

食べ方

 香辛料の香りが移った油は、小麦との相性がいいので、ロティやパンにくるんで食べてもいけるし、パスタやピザのソースとして用いると、一味違った味が堪能できる。
 大根という素材の性質上、ご飯にも良く合う。その場合、醤油を適量たらすと、それとの相性が倍増される。

インドカレーの概念については、インドカレーの楽しみ をご参照ください。
他のレシピ: 菜食 (vege) ナスのインドカレー オクラのインドカレー タケノコのインドカレー じゃが芋と大豆のインドカレー
非菜食 (nonvege) キーマカレー サバのヨーグルト煮込みインド風
主食 チャパティ(ロティ) 薬味 チャトニー(チャツネ)

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