台所のダンボールの中、あるいは冷蔵庫の野菜室の中で忘れられていた野菜。その存在に気付いて取り出してみると、腐っていたり、芽が出てしまっていたりするということはよくあることだ。腐っていたら捨てるしかないが、芽が出た野菜は少量ならさっさと料理に使ってしまえばよいし、大量にあってもそれなりに有効に利用することができる。私はこのような野菜を「お芽でたい野菜」と呼んでいる。
この画像のように芽が小さければ、本体はまだ玉葱として使えるし、芽は葱の代用として使える。しかし、芽が長く伸びれば、玉葱本体はスカスカになっているので美味しくない。こんなときは、思い切って土に植えてしまおう! 畑が無ければ植木鉢やプランターで充分だ。しっかり根付けば、芽を葱の代用として使える。切っても切ってもそれが伸びてくるので、台所の窓際などに置いておけばとても重宝する。
秋に芽が出たニンニクは、土に植えれば翌年初夏には収獲することが出来る。畑が無ければ植木鉢やプランターで充分だ。詳しい栽培の方法は、ニンニク参照。
秋以外の時期なら、まずニンニクの醤油漬にする。漬けたニンニクはそのままご飯のおかずや、ラーメンのトッピングにもなるが、匂いが気になるなら、細かく切って、肉などの炒め物の調味料としても使える。一方漬けるのに使った醤油は、ニンニクの香りを濃厚に吸収しているので、焼肉のタレの材料となる。
また、油ニンニクという手もある。これも比較的長い間保存することが出来る。