スパゲッティ焼き
2009.1.28.
2009.11.24. 更新
調理例「スパゲッティ焼き おからのミートソース仕立て」
私は、夕食の半分を台所で済ませている。それだと、世間一般で「ダイニングキッチン」と言われているものを連想されるかも知れないが、そこにはオシャレな家具など無く、テーブルの代用となっているのは木製の事務机で、その上にまな板を置いて調理しながら立ったまま食べているのだ。作り置きのおかずを摘んで焼酎や安ワインを飲みながらメインディッシュを作るので、いちいち立ったり座ったりするのが面倒だからそうしている。
そこで作られるものの中で、和風か中華の鍋類と同じくらいに頻度が多いのがこの料理だ。ソースさえ作り置きしておけば手軽に作れるし、バリエーションをいろいろと変えられるのもその魅力のうちだ。
最初はこれをマカロニでしていたのだが、2008年の穀物価格の急騰によって、その値段が信じられないほど上がってしまったため、それよりも割安なスパゲッティでするようになった。それには、スペイン料理のフィデウアという、パスタで作るパエリアがヒントになっている。
構造はピザのものとよく似ていて、下から順に、パスタ、ソース、チーズ、トッピングとなっている。
それでは早速、その基本的な作り方をご紹介することにしよう。
必要な道具・器具
包丁、まな板、グラタン皿(※1)、オーブントースターまたは、それに類する器具(※2)。
※1 出来れば耐熱ガラス製のものが良い。パスタを茹でるための湯が沸騰しているかを横から確認することが出来るため。
※2 ガラス窓から中の様子を確認することの出来るものが望ましい。
材料(1人分)
- 塩 小さじ半杯
- 胡椒 適量
- ローリエ(乾燥した月桂樹の葉) 小~中1枚
- スパゲッティ(1.7mm以下のもの) 70g
- 玉葱 適量
- ニンニク 中1片
- エクストラ・ヴァージン・オリーブ油 適量
- ソース(ミートソース、シチューの残り、カレーなど、これと合いそうだと思うものは何でも良い) おたま擦り切り1杯
- ピザ用チーズ 適量
- トッピング(椎茸、玉葱など、お好きなもの) 適量
作り方
- グラタン皿の底に塩胡椒を敷く。
- ローリエを横三つに切り、その香りが全体に行き渡るよう、なるべく均等になるようにして並べる。
- スパゲッティを、長さ1~2センチになるように手で折ってそこに入れ、最後にその皿を揺らして表面をならす。
- 玉葱をスライスし、なるべく重ならないようにしてその上に乗せる。
- その上に、なるべく均等になるようにしてソースを掛ける。ここでは、おからのミートソースを使っている。
- チーズを均等になるように振り掛けてトッピングを乗せ、その上にオリーブオイルを一回し振り掛ける。
- この後の工程の時間と電気代を節約するには、冬季だとストーブの上にこれをしばらく乗せて暖めておけばいいし、それ以外の時期なら大き目の皿に熱湯を入れて、そこにしばらくこれを浸けておけばいい。
- スパゲッティの面から3ミリほど上に水面が来るまで皿の中に熱湯を注ぎ、オーブントースターに入れて加熱する。
- 沸騰を2~3分間持続させれば、あとは余熱で麺に火が通るので、電源を切ってそのまま約10分間蒸らす。
- トースターから出して出来上がり。
バリエーション
調理例 「焼きスパゲッティ 鶏と人参のトマトソース仕立て」
トッピングには玉葱を使っている。
調理例 「焼きスパゲッティ 鶏のクリームシチュー仕立て」
トッピングはピーマン。
調理例 「焼きスパゲッティ チキンカレー仕立て」
トッピングはピーマンと玉葱。
食べ方
グラタンと同じようにして食べる。ローリエは食べても美味しくないので、発見し次第取り出す。
だいどころ 客間