学名:Undaria pinnatifida、褐藻綱コンブ目チガイソ科の海藻。
私の住んでいる地域では、冬の終わりから春先に掛けて何種類かの生の海藻類が出回り、その中にこれがある。
店では普通、海から上げたままの状態で売られている。これはまだ生きているので、冷蔵庫内であれば4~5日間保存することが出来る。ところが真水で洗うと、かえって日持ちがしなくなる。冷凍保存も可能だが、これも死んでしまうので解凍後は2~3日で使い切る。
そのままだと、長い物では1メートルくらいあるので、食べ易い大きさに切って使う。
これをサッと湯にくぐらせると、このように鮮やかな緑色に変化し、磯の香り満載の食材となる。しかし長く加熱すると、この鮮やかな色と磯の香りは失われてしまう。
これを山葵醤油で食べてもよし、酢醤油で食べてもよし。質素ではあるが、かなりおしゃれな酒のつまみや、ご飯のおかずになる。
その他、味噌汁、うどん、蕎麦、ラーメンなどの具としても、我が家では大活躍する。
春の到来を味わえる食材の一つだ。