じゃが芋と大豆のインドカレー
2015.10.07
更新 2021.08.20
インド式の一人前
インドでは豆料理が大人気
インドには、宗教上の理由から肉や魚を食べない人が、他の国々に比べてかなり多い。そのかわり彼らは、豆類や乳製品でたんぱく質を補っている。具体的に言うと、街角で飲む紅茶やコーヒーには必ず牛乳が入っているし、ヨーグルトはサラダだけでなく、清涼飲料となったり、カレーに混ぜて食べられたりして大人気だ。
それにも増して日常的に食べられているのが豆類だろう。そのためインド文化圏には、豆を食材に使った料理が多彩だ。
日本でも江戸時代までは、仏教の教えで四つ足の生き物の肉を食べることが禁止されていた。そのため、豆類は今でも比較的多く栽培されている。中でも最も多いのは、やはり大豆だろう。味噌醤油などの調味料をはじめとして、煮豆や枝豆などの食材としても、和食には欠かすことができない。
収穫直後の生大豆
この大豆を生の状態でインドカレーにしたらどうなるか? 試しに作ってみたらなかなかうまくいったので、公開することにした。
作り方
材料
インド式に小皿に盛り、他の複数のカレーと食べるなら6人分。日本風にこれだけおかずにするなら2人分。
- A{唐辛子粉小さじ1杯、クミンパウダー大さじ1杯、コリアンダーパウダー大さじ1杯}
- 菜種油(サラダ油でも可)80cc
- ニンニク 1片
- 玉葱 中半分
- 塩小さじ 2杯
- トマトジュース(無塩) 80㏄
- じゃが芋 400g
- 生大豆または枝豆 100g
- ターメリック 大さじ1杯
下ごしらえ
- A はあらかじめ混ぜておく。
- ニンニクは細かいみじん切り、玉葱はみじん切りにする。
- じゃが芋は、厚さ5mmくらいのイチョウ切りまたは半月切りにする。
- 大豆は鞘から出しておく。乾燥大豆なら一昼夜水に浸しておく。
調理
- フライパンを火に掛け水気をとばし、油を入れたらすぐ弱火にする。
- Aを入れ、絶えずかき混ぜて焦げないようにする。
- 香りが出てきたらニンニクを加えて炒める。
- ニンニクの色が狐色に変わってきたら玉葱と塩を加え、中火にして炒める。
- 玉葱が金色になって油が浮いてきたら、トマトジュースとじゃが芋を加えて煮る。
- 汁が沸騰したら、大豆とターメリックを加えて炒める。芋と豆に火が通ったら出来上がり。
食べ方
ロティやパンにくるんで食べてもいけるし、パスタのソースとしても使える。
大豆という素材の性質上、ご飯にも良く合う。その場合、醤油を適量たらすと相性が倍増される。
だいどころ 客間