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だいどころ

キュウリのスープ

2002.08.10
更新 2011.07.15
キュウリのスープ

 夏野菜全盛は嬉しいが、畑のキュウリをうっかり採り忘れてしまって、見ればヘチマの如く巨大化していたということはよくあることだ。
 このように大きくなり過ぎたキュウリは火を通せば食べられるのだが、ただ火を通しただけでは生臭くなってかえって美味しくなくなる。そこでご紹介するのがこのレシピ。もちろん普通サイズのキュウリでも出来る。
 シンプルではあるが、椎茸と胡椒と鶏の香りが火を通したキュウリの生臭さを和らげる。春雨と玉子のつるっとし感覚も加わり、夏ばて気味でもけっこう沢山食べられるかもしれない。
 暖かいスープは身体を温め、胡椒の胃の働らきを促進させる作用とキュウリの利尿作用で、新陳代謝が活発になり、軽い二日酔いの食欲不振にも効く。
 中国料理の「黄瓜肉絲湯(ホワクヮロースータン、直訳すればキュウリと肉の細切りスープ)」という料理を元にして考案した。中国で「肉(ロー)」と言えば普通は豚肉のことだが、ここでは鶏肉を使用してみた。

材料(8人分)

下ごしらえ

作り方

  1. 椎茸の戻し汁と切った椎茸、水残り1000ccを少し大きめの鍋に入れ、中火にかける。(これが沸くまでに「下ごしらえ(A)」の作業をしてもよい)
  2. 沸騰したら火を弱め、スープの素を入れてよく掻き混ぜる。
  3. 胡椒、鳥肉、キュウリ、春雨を入れ、再び中火にする。(キュウリが硬ければ火が通り食べやすくなるようにもっと早いうちに入れる)
  4. 沸騰したら玉子を入れ手早く掻き混ぜ火を止め、醤油を入れ、味見して必要であれば塩を適量足して出来上がり。

補足
暑い時に熱いスープなんて……」とおっしゃる方は、冷ましてから鍋ごと氷水に漬けるか、ボールなどに移して冷蔵庫に入れて冷やすなどして、冷たいスープにするという手もある。その際、酢と唐辛子の粉を適量加えると、また一味違ってくる。
 熱いのはよいが、キュウリの臭いがまだ気になるという方は、五香粉(ウーシャンフェン)を小量入れてみると良いかも。この香りが好きでないという方には、胡麻油を2~3滴たらしてみることもお薦め。
 これらの調味料、香辛料全部に加え、最後に香菜(シャンツァイ、コリアンダーの葉)をパラパラかけると、そのエキゾチックな味と香りに衝撃を受けますが、沢山おかわり出来なくなります。
 他にもいろいろアレンジして楽しんでみて下さい。


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