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炭火大好き 炭調理のための環境整備 炭調理のための道具 七輪の使い方

炭調理のための道具

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2004.06.28
更新 2011.06.27

ご注意:火を扱う際には、万が一の場合に備えて、消火のための水または消火器を手元に置いておきましょう。
炭を燃やすと一酸化炭素が発生し、その中毒は生命にかかわります。充分な換気がなされている場所で使いましょう。


道具類

七輪(七厘・木炭コンロ)

 日本でガスコンロが普及する前、つまり前世紀の前半までの一般家庭の調理は、竃(かまど)か囲炉裏(いろり)、そしてこの七輪で行っていた。

用途

 中に火のついた木炭や豆炭などの燃料を入れ、その上に鍋などを乗せて調理する。肉や魚などを焼く場合は、焼き網か鉄板を用いる。

種類
七輪

火ばさみ

 火の付いた燃料の移動には不可欠。
 鋳物だと、塗料が塗ってあっても熱や塩分のため腐食しやすいので、ステンレス製のものをお勧めする。

鋤簾(じょれん)

 スコップを小さくしたような物で、火の付いた燃料をまとめて移動する際に使う。あると便利。

火消し壷(炭壺)

火消し壷  燃料の消火に不可欠な道具。土で出来ているので、ある程度の断熱効果がある。
 火の付いた燃料をこの中に入れて蓋をすれば、中に酸素が供給されなくなって火が消えるという、単純明快な仕組みだ。消火した燃料は、もちろん再利用することが出来る。
 蓋のズレや閉め忘れは火災の原因となるので、使用の際は、それに充分注意すること。
 蓋のある一斗缶や鍋などでも消火は出来るが、その際、消火中の燃料の余熱のために、それらの表面は非常に高温になる。それにうっかり触れると大火傷をすることになるので、断熱効果の施されていない金属製の容器で、これの代用をしてはならない。



マッチ

 七輪に仕込んだ杉葉に点火する場合、火力調整窓から火を着けることになるので、ライターよりも奥まで届くマッチの火の方が点火し易い。

うちわ

 燃料に着火するときや、火力を強めるときに必要。週刊誌などでも代用出来るが、重たくてしまいに手が疲れてくるので(笑)、うちわの使用をお勧めする。

火熾し器

火熾し器

 ガスコンロで炭に着火する場合には、上の図のような火熾し器が必要になる。ホームセンターなどで手に入る。
 ガスコンロで炭や豆炭に着火する方法

焼き網

 食材を焼くのに必要。鉄製のものよりもステンレス製のものの方が長持ちする。
 形状はさまざまだが、下左のものは取っ手が付いていて位置を変える際に便利なので、秋刀魚のような長いものを焼くのに適している。また、キノコや人参などのこまかい食材を焼くのには、こぼれ落ちるのを防げるので下右のものが適している。食材に合わせて使い分けると良いだろう。
焼き網1 焼き網2

各種金具の活用

七輪断面図 七輪

建築用金具  七輪の上に鍋を置いたはいいが、それで上部が完全に塞がってしまうと、火の勢いは極端に衰え、最悪の場合には消えてしまう。これは、燃料が燃焼する際に必要な空気の流れが遮断されてしまうためだ。
 また、野菜などを焼くときに、肉や魚ほどではないが少し火から遠ざけたい場合もある。
 こんなとき建築用の各種金具が重宝する。我が家では、2本1組2種類の金具を使い分け、鍋と七輪の間に隙間を作ることによって、通気を良くしたり、焼け方の調節をしたりしている。
 上の図では省略してあるが、普通の丸い鉄筋だと転がって不便だ。そのため、左の図のように先端が加工してあるものが使い易い。建築資材専門店やホームセンターなどには、長さや形状などいろいろなものが揃っているので、七輪の大きさや形状などを考慮した上で、なるべく使い易いものを選ぶことにしよう。

煉瓦

耐火煉瓦の使用

 肉や魚を焼くとき、火が近過ぎるとあまり上手に焼けない。火からある程度離すことによって、焼き物の基本である「強火の遠火」になり、上手に焼くことが出来る。
 煉瓦には普通の物と耐火煉瓦がある。常時直接火が当っているわけではないので、どちらでも良いのだが、後者の方がより安全性が高いことには間違いないだろう。
 食材の具体的な焼き方については、七輪の使い方 肉や魚を焼くをご参照あれ。

ご注意:ここでご紹介している情報を元にして生じた火災や火傷、一酸化炭素中毒などに対して、このサイトでは一切責任を負うことが出来ません。火の取り扱いと換気には充分ご注意ください。

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