廃油ランプ
2005.12.07
更新 2011.03.16
ご注意:火を扱う際には、万が一の場合に備えて、消火のための水または消火器を手元に置いておきましょう。
台所の廃油を利用し、あり合わせの材料で手軽に作れるランプです
必要なもの
- ランプ皿。直径5~8センチ、高さ1~3センチくらいの白っぽい陶器がよい。金属製のものは非常に熱くなるので危険。
- 受け皿。燃え尽きた芯が下に落ちたり、油がランプ皿から垂れることがあるので。
- 白い紙。印刷用のインキが燃焼すると異臭がしたり煤が出たりするので、ティッシュ、トイレットペーパー、キッチンペーパーなどの無地無着色のものがよい。
- 爪楊枝一本。
- 緊急消火用の皿かどんぶり(ランプ皿がすっぽりとかぶさる大きさのもの)
- 食用植物油の廃油。(新品の油でも構わないが、それだともったいない)
てんぷら油、サラダ油、キャノーラ油等、食用の植物油ならなんでもOK。
※ガソリンや灯油では、芯だけでなくランプ全体が炎上します。絶対に使用してはいけません。
作り方
- 紙を適当に切って、太さ2~4ミリ、長さ6~10センチくらいの紙縒(こよ)りにする。これがランプの芯になる。
- ランプ皿の下に受け皿を敷き、芯をランプ皿に収めるだけで出来上がり。
使い方
- ランプ皿に廃油を7~8分目ほど注ぎ、爪楊枝を使って油の染みた芯の先端を皿の外側に出す。
- その芯の先端に点火する。
- 明るさの調節は、爪楊枝を使って芯を出し入れすることにより行う。爪楊枝を使わないときは、受け皿の上に乗せておく。
- 燃焼して油が減れば、随時注ぎ足す。
- 通常は、爪楊枝で芯の先端を油の中に沈めて消火する。ロウソクのように火を吹き消すと、臭い煙がしばらくあたりに漂うことになる。
- ランプの油が極端に少なくなると、底の芯全部が燃え出し、火が一時的に極端に大きくなることがある。そのようになる前に油を補充すればよいのだが、万が一のときには、緊急消火用の皿をランプの皿の上にすっぽりと被せて消火する。
使用上の注意
- ランプ皿や芯が濡れていると、点火してから油がはねることがあり大変危険です。
- 火が燃えているときはもちろん、そうでないときにも幼児の手の届かぬころに置くこと。皿の油を舐めると首が伸びて、ろくろっ首になっちゃうぞー。
- 火が燃え移るような物をランプの周辺に置かないこと。
- 地震などで転倒しないよう、必ず安定した場所で使用すること。
- 人の目が絶えず届く場所で使用し、炎に異変を感じたら直ちに消火すること。
- 芯以外の燃える物をランプ皿の中に入れないこと。それに火が燃え移るので危険。
ご注意:この記事をご参考になさって作られたランプによる火災や火傷などに対して、このサイトでは責任を負うことが出来ません。火の取り扱いにはくれぐれも注ご意ください。
だいどころ 客間