日本海の冬の味覚の一つにアマエビがある。
その本領が発揮されるのは、なんといっても刺身だろう。過熱するとこの食材特有の繊細な甘みが、かなり失われてしまうからだ。
そして、刺身で残った頭の部分は味噌汁のだしと具の両方を兼ねる使い方ができる。
この二つの料理は、セットと言うことができるだろう。
それでは、「作り方」というほどの大げさなものではないのかもしれないが、それをご紹介しよう。
醤油と、あれば山葵(わさび)を付けて食べる。
一人分につき頭三つもあれば濃厚なダシが取れる。
魚介類を煮るとアクが出て浮くが、単に見た目の問題だけで味に影響はないので、自分一人で食べる場合には取り除かない。