カレーしゃぶ
2004.4.
2005.5.7. 更新
しゃぶしゃぶも好きだし、カレーも好きな私のレパートリーに、カレー味のしゃぶしゃぶが今まで登場しなかったのが不思議だ。しかし、その空白にも終止符が打たれた。
真冬のある日。鯵の天竺漬を食べ尽くし、残りのカレー味の汁を鍋に移して火にかけていた。外は銀世界。流し台の水は凍っている。早くあったかい物が食いたい! そのとき、テーブルに乗っていた豆腐が目に入った。これだ。これをこの鍋に入れれば良いのだ。私はそう思うが早いか豆腐を切って沸騰しかけている鍋に入れた。
他にも具が必要だ。具は大きめにした方が体があったまるので、人参、じゃが芋、玉葱は大きめに切って放り込む。白菜よりもキャベツの方が合いそうなので、キャベツも切って放り込む。鶏の胸肉は薄切りにしてしゃぶしゃぶのようにして食べ始める。これはいける。
既に味が付いているが、酒のつまみを兼ねるなら醤油をかけてもいける。火が通った物から順々に食べていき、具が少なくなったら補充していけばよい。
氷点下の台所で、調理しながらあったかい物が食える! 地獄で仏とはこのことだ!!(かなり大袈裟)。
それでは、このカレーしゃぶの作り方をご紹介しよう。
- 材料(2人分)
(A)カレーの残り又は鯵の天竺漬の残り汁約200cc、水200cc。
大蒜1片、人参1本、じゃが芋1個、玉葱1個、キャベツ適量、豆腐半丁、冷凍鶏の胸又は腿肉300g、素麺160g、醤油適量。
- 下ごしらえ
肉は半解凍にしておく。人参、じゃが芋の皮は必要があれば剥く。
- 作り方・食べ方
- (A)を小さめの鍋に入れ、火にかける。既に鍋に入っていてそこからスタートする場合には、底が焦げ付かないように最初によくかき混ぜる。
- 大蒜の皮を剥き、包丁を水平に当ててまな板との間に挟んで潰し、鍋に入れる。これはだし用なので最後まで取り出さない。
- 人参は乱切り、じゃが芋は4分の1、玉葱は8分の1それぞれ切って鍋に入れる。
- 具に火が通るまでの間に、半解凍の肉を厚さ1mm以内に切る。削ぐようにすると上手に切れる。
- 沸騰したら、肉をしゃぶしゃぶにし、お好みで醤油をかけて食べ始める。
- 豆腐とキャベツをお好みの大きさに切って鍋に入れ、火が通ったら肉と平行して食べる。
- 食べながら、お好みであれこれ調味料や香辛料を足していってもよい。
- 人参、じゃが芋、玉葱も、火が通ったら平行して食べていく。
- 具が無くなったら、汁の量をチェックし、あまり少ないようなら水を足す。全体で400ml程あれば良い。水があまり多すぎると美味しくなくなる。
- 沸騰したら鍋に素麺を放射状に入れて1分程茹でる。火が通ったら鍋を火から下ろし、素麺を汁とともに食べる。生卵などあれば、熱いところに割って入れ、醤油をかけて混ぜるのもいける。
だいどころ 客間