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しぜん

テン(貂)

2009.7.27.
食肉目イタチ科テン属。これはホンドテン(学名:Martes melampus melampus)という種類だと思う。
2009年7月26日、母屋の正面にある蔵の屋根に現われたところをガラス窓越しに写した。
テン1
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この蔵の裏には梅の巨木があり、それを伝ってここに登ったようだ。
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見えている屋根瓦の横幅が約23センチなので、全長(尾も含む)約70センチといったところか。
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餌となる鳥の巣でも探しているのだろう。
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 もともとこの島にはいなかったのだが、ノウサギを駆除するために島外から持ち込まれたそうだ。そのため近頃では、島の固有亜種であるサドノウサギが準絶滅危惧種になってしまった。
 基本的には肉食だが、その糞を見ると、虫の羽や木の実の種子などが混じっているので雑食性のようだ。
 以前、知人の家で子猫を飼い始めたのだが、縁側で遊ばせていて、ちょっとそこを離れた隙に消えてしまったそうだ。そこには血痕だけが残されていたそうなので、この動物の仕業と見ていいだろう。見かけ以上に獰猛なので、動物の子供や鳥などを飼っておられる方は、一応これの存在を頭の隅に留めておかれた方がよいだろう。

しぜん  客間

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