我が家の畑の、アブラナ科の野菜で春から初夏にかけてよく目にする虫だ。成長が早く繁殖力が極めて旺盛なので、放っておくとあっという間に何百匹にも増える。そして最後には高さ40~50センチもある大きな小松菜の汁を吸い尽くし、真っ白に立ち枯れさせてしまうという、とんでもない虫である。
成虫は鮮やかな赤と黒、又は黄と黒(どちらかがオスでどちらかがメス)で、雌雄が尻を付けて交尾しながら走り回っていることが多いので、とてもよく目立つ。
手で摘んでも臭い匂いを発しないので、見つけ次第摘んでは足で踏み潰している。潰したときに初めてカメムシ特有の匂いがする。