この家の中には水道は来ていなかった。しかし、勝手口付近の外に立ち上げが1本ある。それだけでも有り難い。ここから屋内に引き込む工事くらいなら、私でも比較的容易にできる。
外の立ち上げまでの管の内径は13mmだが、この家の配管をするために置いてあった塩ビ管は16mmだったので、途中で変換して使わせてもらうことにした。
- 便所の横に洗面所を作ることにする。まず下足入れを撤去。
- その台所との間に板で壁を作る。
- 壁に蛍光灯、鏡、洗面台を取り付ける。
- 洗面台に蛇口を取り付ける。
- 洗面台右横に板と鉄製の金具でで棚を作り、洗面所の完成。
- 台所に流し台と湯沸し器を設置し、蛇口を付ける。
- 洗面台の蛇口と台所蛇口に、塩ビ管で仮の配管をしてみる。
- 洗濯機、浴槽を設置。それぞれ蛇口を取り付ける。
- 洗濯機の蛇口と浴槽の蛇口に仮の配管をしてみる。
- 外の立ち上げを掘り起こし、元栓を閉めて管を切断する。
- 分岐させて家の中に引き込み、仮の接続。
- 寸法その他をチェックして問題がなければ糊付けして、サドルで柱などに固定する。
- 元栓を開いて水漏れが無いかチェックする。
- 水漏れがあれば、また元栓を閉めてその箇所を糊付けし直す。
- 屋内の管の冷えそうな部分に、防寒のスチロールカバーを付け、テーピングし、サドルで固定する。
こう記すととても簡単に見えるが、9.では私の無知で水漏れが多発し、何度もやり直したため、とても難儀した。また、水道が凍結した際にえらいことになったりする。水道管を接続する際は、必ず両方の管に糊を塗ること。プロでは当たり前のことだろうが、素人の方、くれぐれも気をつけてください。
下水道
下水道には40mmの径の塩ビ管を採用する。上水道のような高い水圧がかからないので、比較的楽だった。
- 洗面台から流し台に仮に配管してみる。
- 今度は流し台から、勝手口下を経由して、外にある屋根の雨水用の排水溝まで仮の配管をする。
- 寸法その他をチェックして問題がなければ糊付けして、サドルで柱などに固定する。
- 洗濯機、風呂はそれぞれ壁の外に流し、地下浸透させる。
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