我が家の入り口の道端に自生しているのを、大家さんの奥さんが見付けて教えて下さった。
調べてみると、これがまだ蕾のときにタマバエ科の昆虫が寄生すると、下の画像のような虫こぶの実になり、それは木天蓼(もくてんりょう)という名の生薬になるそうだ。体を温めて血行をよくし、強心、利尿の作用があるので、冷え性、神経痛、リューマチなどに効果があるという。
上の画像中央のものは正常な実で、天木実(てんもくじつ)と言い、熟すると食べられるそうだ。
昨年、これを35度の焼酎に浸けて、マタタビ酒にしてみた。独特の苦味があるが、飲みだすと癖になる。
このように葉が白くなることがあるが、それは自然現象で病気ではないようだ。
「猫にマタタビ」という言葉があるので早速試してみた。確かに並々ならぬ興味を示すが、その「好き」加減には個体差があるようだ。メスよりもオスの方が、子猫よりも成猫の方が、より多くの関心を示す。そして、寝っ転がりながら茎や葉を舐めたり噛んだりして、恍惚じょうたいになり、最後は眠ってしまうことが多い。
はたけ 客間