ミカン科の低木。
我が家の庭に生えているユズの木は、5月末から6月初めにかけて白い花を付ける。
果実は、最初は小さな緑色をしているが、11月に入ると大きくなって黄色くなってくる。
皮が緑色のものは香りが少ないが、黄色くなるに従って、この果実特有の芳香が増してくるので、収穫はそれからにする。
多少雪がかかったくらいでは凍らないが、一度でも凍るとそこから腐ってくるので、我が家では遅くとも12月中頃には収穫する。
ユズの幹や枝には、このような鋭いトゲが無数に生えているので、果実を取ろうとしてユズの茂みの中に手を突っ込むと、最後には血だらけになる。そのため、トゲが邪魔な場合には、専用の器具を使うと良い。
根元の先端をこの上の画像のように加工した竹ざおを果実に引っ掛けて引っ張ると、意外と簡単に取れて落ちてくる。
収穫したらダンボール箱に入れて蓋を閉め、暖房のかかっていない部屋に置いておけば、翌年4月下旬くらいまでもつが、室内の平均気温が15度を超えるようになったら、新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室などに移した方がよい。
鍋物や冷奴の薬味にはもちろん、味噌汁やうどんの薬味、魚料理の香り付けなどでも大活躍。また、焼酎のお湯割りに入れたり、風呂に入れて和風アロマテラピーに使うことも出来る。