シンプルな食べ物だが、各家庭や個人ごとに、食べ方のこだわりがあるようだ。
黄身だけしか使わない派、ある程度冷めたご飯を用いる派、ご飯に直接卵を割り入れる派、卵と醤油以外は入れない派、卵掛けご飯専用の醤油を使う派などなど。
我が家では全卵を使用して薬味もあれこれと入れ、味付けは主に唐辛子と生姜と本醸造醤油。それを熱々のご飯にかける派だ。
鶏卵を生で食べる習慣は、世界広しと言えども、どうやら日本だけのようだ。それは、この国で市販されている鶏卵の衛生状態が極めて良好なためだろう。それでも、付着しているサルモネラ菌によって、国内でも食中毒を起こす人がいるというのだから、なかなか油断は出来ない。
この菌は、摂氏60度を3.5分持続させると死滅するということなので、ほんの気休めにしかならないが、私はいつも熱々のご飯にかけることにしている。
これは、思わずツルッと飲み込んでしまいたくなるが、それだと消化に悪い。特に玄米の場合は、必ず良く噛んで食べること。
また、生卵の白身には納豆の一部の栄養成分を破壊する成分が含まれているということなので、納豆は入れない方が良い。
これを主食兼副食として朝食にするなら、味噌汁もほしいところだ。