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パソコンの部屋

その13 寄り道 -> OS X

2010.10.29
更新 2011.03.14
Mac OS X 10.3 Install CD

OS9 消失!!!

 何か一つのことをしているうちに、あれこれと脇道にそれてしまい、気が付いたら大失敗をしてしまう……私の良くない癖の一つだ。今回もまたそれだった。
 結果から先に書くと、USBメモリー(I-O DATA TB-SQ1G/S)にインストールしてあった Mac OS9 を、誤って消してしまったのである。それがこのページのテーマの発端になるので、少し詳しく書くことにする。
 まず、その USB メモリーのファイルシステムは、フォーマットするときにうっかり選択してしまった hfs。そのボリューム名も成り行きで付けた「名称未設定」。しかも、その中の「Macintosh HD」というフォルダの中に「システムフォルダ」とか「Applications(Mac OS 9)」といった Mac OS に必要なフォルダが入っている。
 このファイルシステムとボリューム名と階層構造の全てを私は気に入らなかった。
 私の場合何でもそうだが、特にパソコン関係のことは、思いつきや閃(ひらめ)きでさっさと実行してしまうことがよくある。それが思わぬ発見や問題の解決につながることもあるが、変な設定をしてしまい、後になってから修正するということもよくあることで、これはその典型的な例だ。
 そんなわけで私は、ボリューム名を「Macintosh HD」にして、そのすぐ下の階層に Mac OS 関係のフォルダーを移すことを試みたのだった。
 ところが、その作業は途中で中断せざるを得なくなった。USBメモリーの容量が1GBしかなかったので、不要なファイルを削除しなければ、「システムフォルダ」の中身をそれ以上コピーすることが出来なくなってしまったのだ。そこで私は、コピーが中断された「システムフォルダ」を一旦削除し、コピー元である「Macintosh HD」フォルダの中の不要なフォルダを削除していった。
 ここで驚いたのが、「Applications(Mac OS 9)」フォルダを丸ごと削除しても、ちゃんとOSが起動したことだ。Windows だと、「Program Files」フォルダを丸ごと削除してから起動すれば、確実にエラーになりそうなところだが。
 とにかくその作業の結果、コピー先にメモリーの余裕が出来たので、「システムフォルダ」をボリューム名のすぐ下の階層にドラッグ & ドロップした。そこまでは良かったのだが、そのコピー元の「システムフォルダ」をゴミ箱に移してからがいけなかった。コンピュータを再起動させると、起動画面で「?」が付いたフォルダのアイコンが点滅したまま先へ進まなくなってしまったのだ。Windows とは違って、Mac での同一ボリューム間でのその所作はフォルダの移動ではなく、ただのエイリアス(ショートカット)の作成でしかなかったわけだ。
 しかし私は余裕の笑顔であった。なぜならこんなこともあろうかと、正常に動いていた頃の「Macintosh HD」フォルダの中身をそのままCDに焼いておいたからだ。ところが、それを挿入して「Option」キーを押しながら再起動しても Linux のアイコンしか現われない。これでは Mac OS9 を選択出来ないので起動することが出来ない。
iMac 起動ディスクの選択
 それでも私はまだ余裕だった。このOSのディスクイメージファイル「Macintosh HD.img」をCDに焼いてあったからだ。これは先ほどのCDとは違って、その内容を USB メモリーにコピーして、そこからちゃんと起動できたという実績がある。その強みから、この機会に USB メモリーを hfs+ にフォーマットし直し、そこにそのCDのファイルやフォルダをコピーしてすっきりさせようと思った。
 そして、そのディスクイメージファイルを Windows XP で開き、USB メモリーにコピーしようとしたのだが、どうしても開けない。私の顔から余裕の笑みが消えた。
 調べてみると、それ専用のソフトを使わなければそういうことは出来ないということがわかった。よく考えて見ると、それは当たり前のことだ。Microsoft 社仕様のファイル形式を Mac で開くことは出来ても、その逆はほぼ有り得ないからだ。
 それならばとまた調べてみたら、なんと「WindowsMac フォーマットのディスクを読み書きする」という日本語のソフトがあった。これだ!
 MacDrive 8 日本語版。その体験版をダウンロードして使ってみたら、これはすごい!!! Windows 上で Mac のファイルがアイコンまでちゃんと表示されて開くことが出来るようになったのである!
 CDに焼いてある「Macintosh HD.img」のアイコンをダブルクリックすると、見事にその中身が表示された。もちろん「システムフォルダ」や「Applications(Mac OS 9)」フォルダもある。それらを全部 USB メモリーにコピーして、そこから iMac を起動させようとしたが、なぜか認識されていない。私の顔は悲壮一色になってしまった。
『いいんだ。このパソコンは、Mac としてではなく、ウェブサーバーとして使うことになってるんだから。』
 いくらそう自分に言い聞かせても、それまで使えていたものが単なる不注意によって使えなくなるということは、何とも歯がゆいものだ。そのため、この危機から脱する方法を延べ10日ほどかけて調べたのだが、私と同じようなことで悩んだ人は少なくともネット上では皆無であった。要するに、私のバカはそこまでディープだということなのだ。それがわかっただけでもよかった……
 こらーーー!!! そういうところで納得してしまうから、俺はいつまでたってもバカなんだーーー!!!
 そうだ! それなら、その失われたものを何としてでも取り戻さなければならない!………………
 いや……これはバカから脱却するというよりも、むしろその深みにはまるような気がしてならないのだが……

OS X の導入を検討

 失われた OS 9 を復活させる最も簡単な方法は、この iMac に何らかの Mac OS をインストールし、それによって自作のディスクイメージファイル「Macintosh HD.img」が入っているCDをマウントさせ、表示されたイメージの中身を起動可能なドライブにコピーすることだ。
 そうとなれば、それを OS 9 でするのはあまりにも芸が無さ過ぎる。そこで、OS X ではどうかと思って調べてみたところ、この iMac に対応しており、なおかつ現時点でメーカーのサポート対象となっているものは OS X 10.4 しかない。オークションに出ているその新品には、私には買えない値段が付いているので、中古ではどうかと思って調べてみると、安くても8千円くらいからでないと手に入らないということがわかった。
 ところが、その下の OS X 10.3 となると、メーカーのサポート対象外になっているせいか、オークション開始時の価格が 1,000 円以下からでも出ていることもわかった。
 ところで話しが大幅にそれるようだが、今年の夏は異常に暑かった。暑いと、普段からボケている頭が余計ボケてくる。そして、ついにやってしまった……車の中にキーを差し込んだまま外からドアをロックしてしまったのだ。その場所が地元のスーパーの駐車場だったということもあって、私は冷静だった……いや、変に取り乱しているところを知り合いに見られると、この失態を見抜かれてしまうので、何食わぬ顔をして「冷静を装っていた」と言う方が適切だろう……
 いずれにせよ、そこにあった公衆電話の電話帳で近隣の自動車整備工場を調べ、そこに救援を依頼した。それから5分ほどで、その社名を付けた1.5トン車が、この駐車場に慌ただしく入って来た。その入り方から見ても、「このクソ忙しい最中に!」という運転者の心中が察しられた。
 そこから降りて来たのは、油にまみれた白いつなぎの作業着を着た青年(私の年齢から見れば)であった。私が事情を説明すると、彼は厭な顔一つせず、自社の車から専用の道具を取り出し、それを私の車の運転席側の窓の隙間から差し込んで、見事にロックを解除してくれた。
 私は心を込めて彼に言った。
ア~~~良かった~~~! ありがとうございました!!!
いくらですか?」
 彼は一瞬戸惑ったようにしてから、こう言った。
「2千円ですが、いいですか?」
 そうか。私は先ほどの電話で値段の交渉は一切していなかった。そのため彼は、逆にこのような問いをしてきたのだ。しかし、頭が回転していないのと嬉しさで感激していた私は、即座に感謝を込めてこう言った。
「いいです、いいです。助かった! ありがとうございました!!!」
 こういう状況なので、彼は定額の料金に上積みした額を要求することも可能である。しかし、親戚や知人友人関係で埋め尽くされている、別な言い方をすれば「友達の友達は友達だ」のこの町で、それは有り得ないことと言っていいだろう。
 とにかく、その不慮の出費2千円の穴埋めをどこかでしなければならないと、ちょうど思っていたところだったので、私は OS X 10.4 中古の購入を断念し、OS X 10.3 の中古で甘んじることにしたのであった。変な理屈? いやいや、変じゃない変じゃない!

中古を購入、インストール

Mac OS X 10.3 Install CD

 某ネットオークションで購入する。2010年9月19日夜に落札、22日午前10時過ぎに支払い完了。9月30日夕方商品到着。
 インストールCD3枚 2,010円+送料 200円 + 銀行振り込み手数料 315円 = 2,525
 ブックレットも、Xcode Tools のインストールCDも付いておらず、ディスク3枚だけなので、まあ妥当な価格だと思う。
 翌10月1日の朝から早速インストールを開始する。
 まず iMac を起動して Disc1 を挿入し、「Option」キーを押しながら再起動すると、このような画面になった。向かって左側が Debian Linux で、右側が OS X のものだ。
Mac OS X 10.3 Install 01
 その「Mac OS X Install Disc 1」を選択して「→」をクリックすると、このような起動画面になる。
Mac OS X 10.3 Install 03
 しばらくすると、英語のデスクトップの中に「言語を選択」のウインドウが現われるので、「主に日本語~~~」を選択すると、デスクトップの文字が日本語に変わる。
Mac OS X 10.3 Install 04
 「続ける」ボタンをクリックすると、「ようこそ~~~インストーラへ」が表示されるので、あとはその指示どおりに進んで行けば良い。
Mac OS X 10.3 Install 05
 「大切な情報」に目を通し、「使用許諾契約」を読んで「同意します」ボタンをクリックすると「インストール先を選択」になる。しかし、ここでは何も表示されていないので選択のしようがない。
Mac OS X 10.3 Install 06
 このような場合は、デスクトップの「アップルメニュー」から「ディスクユーティリティ」を開く。そして、「削除」によっていずれかのパーティションを削除し、OSをインストールする新たなパーティションとしてフォーマットしなければならない。その際、その中のデータは全て消えてしまうので、必要があればあらかじめバックアップを取っておく。
 今回は、ハードディスク上の全てのパーティションを削除してからこのようにしてみた。
Mac OS X 10.3 Install 07
 「パーティション」ボタンをクリックすると確認のダイアログボックスが現われる。それに間違いがないことを確認して「パーティション」ボタンをクリックすると、再び「インストール先を選択」になる。インストール先を選択してから、ここで「オプション」ボタンをクリックすると、インストールの詳細を設定することが出来る。
 設定が終わって「続ける」ボタンをクリックすると、「~~~にインストール」になるので、間違いがなければ「インストール」ボタンをクリックする。
Mac OS X 10.3 Install 08
 「インストールディスクの確認」が正常に終われば、インストールが開始される。
Mac OS X 10.3 Install 09
 インストールが正常に終わると、このように表示されてマシンの再起動を促される。
Mac OS X 10.3 Install 10
 再起動すると、このようにして Disc 2 の挿入を促される。
Mac OS X 10.3 Install 11
 Disc 2 を挿入するとソフトウエアのインストールが始まり、進行状況が表示される。
Mac OS X 10.3 Install 12
 インストールが終了すると、このような全画面表示になる。
Mac OS X 10.3 Install 13
 しばらくすると、「ユーザー登録の情報」になるので、必要な情報を入力して「続ける」ボタンをクリックすると「既存のサービスの設定」になる。インターネットに接続するための必要事項を入力して「続ける」ボタンをクリックすると、「接続の準備が整いました」画面になるので、「続ける」ボタンをクリックする。
 「時間帯の設定」画面になるが、選択肢になぜか日本の項目がないので、一番近い?「クパティーノ-米国」にする。後で調べてみたら、これはアップルの本社がある市だそうだ。これは次の項目で修正できるので適当にしておいて大丈夫。
Mac OS X 10.3 Install 14
 「続ける」ボタンをクリックすると「日付と時刻の設定」画面になる。予想通りカリフォルニアあたりの時間になっているので、それを日本時間に修正して「続ける」をクリックする。
Mac OS X 10.3 Install 15
 最後に「登録を忘れずに」画面になるので、「終了」をクリックするとシステムが再起動して、見事デスクトップが現われた!
 おめでとう!!!

Mac OS X 10.3 Install 16
Mac OS X Panther Ver.10.3 のデスクトップ。翌10月2日に写す。

 最後の Disc 3 に入っているソフトウエアは、システムの設定やアップデートなどが一段落してからインストールすることにした。

各種設定とアップデート

インターネット接続

 そうするとまず必要になってくるのが、インターネットへの接続だ。
 試しに標準のウェブブラウザである Safari を起動してみたが、そのホームページに設定してあるアップルのページに繋がらない。それならばと、デスクトップの「アップルメニュー」から、「システム環境設定」をクリックする。後で知ったことだが、デスクトップ下の「ドック」の中のそのアイコンをクリックしても同じことになる。
Mac OS X 10.3 設定00
 そのウインドウが現われたら、「インターネットとネットワーク」の中の「ネットワーク」をクリックする。
Mac OS X 10.3 設定01
 各項目に必要な情報を入力してウインドウを閉じる。そして Safari のページを再読み込みさせると、果たして目的のページが表示された。

ソフトウエア・アップデート 1

 そうなると、お次は「ソフトウエア・アップデート」だ。初回ではこの6項目だったが、中でも一番重要だったのは、それまでOSのバージョンがただの 10.3 だったのが、これによって 10.3.9 になったことだ。
Mac OS X 10.3 アップデート01

OS9の救出

 さて、それではOS9の救出だ。
 自作の「Mac OS9.9.2.2」CDを挿入すると、デスクトップにその丸いアイコンが出現した。
Mac OS X Classic 01
 それをダブルクリックすると、Finder によってその中身が表示される。その中の「Macintosh HD.img」をダブルクリックすると、.img ファイルの検証が始まり、お次は修正だ。これは OS9 で作成したファイルなので、OS X で読み取れるようにするためかもしれない。あるいは、ハードディスクのパーティションテーブルが、ファイル作成時点とは違っているので、その修正なのかもしれない。
Mac OS X Classic 02
 いずれにせよ、それが成功したようで「Macintosh HD」という白いアイコンがデスクトップ上に現われた。それをダブルクリックすると……
Mac OS X Classic 03
 最後にデスクトップを整理して、「Macintosh HD」の中身全てを「OS9」のパーティションにコピーする。
Mac OS X Classic 04
 やった~~~!!! OS 9.2.2. 救出成功だ!
 さあこれで、いよいよ待ちに待った瞬間が来る!
 期待に胸を膨らませながら、私は「Option」キーを押しながらシステムを再起動させてみた。ところがその画面には、なぜか「OS9」のアイコンが現われず、OS X だけしか起動することが出来なかったのである。
 だが、泣くのはまだ早い。このバージョンの OS X には、次のような便利な機能が付いているのだ。

Classic 環境

 それは、Classic という機能だ。OS X がアクセスすることの出来る場所に OS 9 がインストールしてあれば、OS X 起動中に OS 9 のデータやアプリケーションが使えるようになるというのだ。それでは早速使ってみることにしよう。
 「ドック」の「システム環境設定」のアイコンをクリックして、ウインドウが開いたら、その中の「Classic」をクリックするとこのようになる。
Mac OS X Classic 05
 「起動」ボタンをクリックすると、しばらくしてから、「Quick Time のバージョンが古い~~」だの、「"システムフォルダ"のファイルを更新する必要があります」といったダイアログボックスが現われるが、その都度「続ける」や「アップデート」ボタンをクリックしていくと、やがて OS 9 が起動する。それが完了するまでには、しばらく時間が掛かる。
Mac OS X Classic 06
 「~~ウインドウを表示する」をクリックすると、OS 9 のインストール画面が表示される。……ああ、懐かしい!
Mac OS X Classic 07
 起動が完了してから、デスクトップの「OS9」アイコンをダブルクリックしてみる。すると、先ほどまでは全部無地だったアイコンが、部分的に OS 9 風になっているではないか! 試しに「Applications(Mac OS 9)」フォルダをダブルクリックして「Adobe Photoshop 5.0 LE」のアイコンをダブルクリックすると見事に起動した。
Mac OS X Classic 08
 なるほど、素晴らしい! というか、OS X に早く移行したかったこのメーカーではあるが、今まで OS 9 を愛用してきたユーザーから、裏切り者呼ばわりされないようにするためには、こうせざるを得なかったのであろう。

OS9 復活!!!

 せっかくここまで来たのだから、OS 9 を独立したOSとして起動させてみたくなって当然だろう。
 まず OS X を起動して、ドックの中の「システム環境設定」をクリックし、その中の「起動ディスク」をクリックすると次のようになった。
Mac OS X 起動ディスクの選択1
 起動するときには表示されていなかった「OS 9」パーティションが、ここではなぜか起動パーティションとして認識されている。
 それでは、「Option」キーを押しながら再起動させてみることにしよう。
Mac OS X 起動ディスクの選択2
 おぉ~~~!
 あれから特に設定を変えたわけではないのだが、今度はちゃんと表示されている。「OS 9」を選択して矢印をクリックすると……
Mac OS 9 デスクトップ
 これで OS 9 の復活だ!!!
 デスクトップの背景は保存する前にカスタマイズしてあったもので、それがそのまま再現されたのだ。
 …………フー……それにしても長い道のりだった…………

キーボードの問題

 さて、実は OS X インストール開始以来ずっと我慢してきたことがある。それはトイレに行くことではない(アホか!) キーボードの変な動作だ。
 中古や使い回しなどの寄せ集めシステムなので仕方のないことだが、Windows 用の USB キーボードからの入力で、アルファベットは問題ないのだが、記号の位置が一部違っているのだ。これは以前、Ubuntu でも、OS 9 でもあったことだが、先ほどの「Classic 環境」ではちゃんと正常に動作をしている。なぜなら、その OS 9 は既にその問題を解決してあるからだ。
 そこで私は、その OS 9 のやり方でそれを解決しようと試みた。ところが、以前にはあった「Roman-JIS」のインストーラーが、アップルのウェブサイトのどこを探しても見当たらないのである。その代わり、もっと良いものを見付けた。USB JIS Keyboard Layout 1.0.1(作者:mac_scripter さん)だ。
 この作者さんのページから USBJIS.zip ファイルをダウンロードしてそのアイコンをダブルクリックし、そこに入っている「インストール方法.rtfd」の指示に従えば良い。
Mac OS X Keyboard custumize1
 インストールが完了したら、再ログインかシステムを再起動する。そして、「ことえり」の「環境設定」を開き、「英字入力時のキーボード配列」に新たに加わった「USB JIS」を選択する。これでこの問題は解決した。
Mac OS X Keyboard custumize2

Disc 3

 これには、追加のソフトウエアとフォントなどが入っている。CDを挿入すると、デスクトップにそのアイコンが現われるので、それをダブルクリックすると中身が表示される。
Mac OS X Install Disc 3-1
 「InstallCD3.mpkg」をダブルクリックする。インストーラが起動するので、後はその指示に従えば良い。
Mac OS X Install Disc 3-2

ソフトウエア・アップデート 2

 二回目のソフトウエア・アップデートは9項目あった。
Mac OS X ソフトウエア・アップデート 2

ウェブブラウザとフォントの問題

 このバージョンの OS X に標準で付属しているウェブブラウザは、「Safari 1.1」 と「Internet Explorer 5.23」だ。
 まずは標準のブラウザである Safari自分のHPを見てみたら表示がかなり変だった。多分、スタイルシートと JavaScript のバージョンが現在のものとかけ離れているためだろう。そこでまず、「1.3.1」へ、次いで「1.3.2」へとアップデートし、それで先ほどのページにアクセスしてみた。すると、その表示はかなりまともなものになっていた。
 そこで調子に乗り、そのずっと上の Safari 3.x へのアップデートを試みた。ダウンロードまではうまくいったが、インストールの段階で「~~~失敗しました」と表示され、それ以上先に進めなくなってしまった。当たり前だ。このバージョンが動作するのは、OS X 10.4 以降だからだ。それを知っていながら駄目元で試してみるのだから、私のような人間がきっと「ハッカー」と呼ばれるのだろう。(バッカー!)
 仕方がないので Safari 1.3.2 を使うことにしたのだが、その自分のページで表示されているフォントが何なのかが気になった。そこで、現在このシステムに何がインストールされているのかを、「Font Book」を使って見てみた私は、思わず目を見張ってしまった……
Mac OS X 10.3.9 Font Book
 話しがまたまたそれるようだが、以前私は印刷会社で働いていたことがあり、主にオフセット印刷用の版下の作成という分野を担当していた。そこでは大企業とは違って、例えば営業担当の人が受けてきたチラシ印刷の仕事を受け持ったとすると、顧客が特に指定していなければデザインの考案から始まって、写真植字、略して「写植(しゃしょく)」という機械も使い、版下を完成させて製版担当者に渡すところまでしなければならなかった。
 その機械の四角くて黒いガラス製の文字盤には、小さな文字や記号が透けた状態でびっしりと並んでいる。それを一つ一つ撮影するためのレンズの倍率を変えることによって文字の大きさなどを変え、文字盤を交換することによってフォントを変えるという機械だ。それによって印画紙に写されたものを現像すると、白地の印画紙に黒の文章などがくっきりと浮かび上がるという印字システムなのである。
 それは現在のコンピュータによる版下作成システムになる前に用いられていた方式であったが、そのような業務にたずさわっていた私にとって、フォントのデザインに対する関心は、その仕事を辞めてからでもまだ持続していることなのである。
 そこで思うのだが、比較的高価であるのにもかかわらず、芸術に関わっておられる人に Mac ユーザが少なくないという理由の一部が、これで少しわかったような気がする。それなら、そのようなユーザが訪れるホームページを、より良いフォントで閲覧できるようにしたいと思うのが人情というものであろう。
 そこでまず、ウェブページ作成環境が整っている Windows マシンと、この iMac との間をイントラネットで繋ぎ、どのようなフォントで表示されるのかを試してみることにした。そのために、「fonts_test.html」というテスト用のファイルを作った。わかりやすいように、テキストとレイアウトは OS X の「Font Book」風にしてあり、スタイルシートのフォントの部分の記述は、この下のように私のホームページと同じにしてある。

font-family:'MS Pゴシック', '平成角ゴシック', sans-serif;

「MS Pゴシック」は、Windows 95 以降に標準でインストールされているプロポーショナルフォントだ。「平成角ゴシック」は、Mac に標準でインストールされているゴシック体。「sans-serif」は、それらがいずれもインストールされていないマシンに対する、いわゆる「滑り止め」で、その他のゴシック体で表示されることになる。
 ブラウザはこの情報を先頭から順に読み込んでいき、OSにインストールしてある最初に該当したフォントで表示する。それを「Safari」で表示すると次のようになった。
Mac OS X 10.3.9 Font Book
 これを「ヒラギノ明朝」で表示するためには、このような記述をするはずだ。Windows 用のフォント指定はここでは必要ないので削除し、変えた部分を赤で表記した。また、「滑り止め」用のフォントの部分は、わざとそのままにしてある。

font-family:'ヒラギノ明朝 Pro W3', sans-serif;

 これを表示してみたらこうなった。
Mac OS X 10.3.9 Font Test01
 要するに何も変わっていないのである。どうやら記述の仕方が違っていたようだ。
 それなら、こうしてみたらどうなるか?

font-family:'平成角ゴシック', serif;

 その結果がこれだ。「serif」というのは、日本語ではデフォルトの明朝体を表示することになる。
Mac OS X 10.3.9 Font Test02
 和文は先ほどの「Font Book」の画像にある「ヒラギノ明朝 Pro W3」とよく似ているが、アルファベットと数字が明かに違っている。
 いずれにせよ、最後の「滑り止め」の記述に反応したということは、Mac 用に設定してある部分が無視されているということだ。
 そこで、「ヒラギノ明朝 スタイルシート」というキーワードでネット検索してみると、その原因がわかった。
 Safari の場合、その部分が日本語では認識しないし、「W3」といった太さの指定も受け付けないので、「Hiragino Mincho Pro」と指定しなければならないのだそうだ。試しに早速それを実行してみる。

font-family:Hiragino Mincho Pro, sans-serif;

Mac OS X 10.3.9 Font Test03

 これで完璧だ。今度は、Mac 用のフォント指定で反応し、「滑り止め」では表示されていない。
 なるほど……ということは、Safari を使っている Mac のユーザからは、私のホームページが私の意図したようには見えていなかったということになる。
 私はこのサイト以前から別のホームページを開設しており、それからもう7年以上が経っているのに、こんな単純なことにさえ気付いていなかったのである…………いやはや、何とも情けないことだ。
 これでよくわかった。ソフトの動作確認やホームページの表示確認というものは、本で読んだりした知識だけでは駄目で、実際にそのパソコンやOS、そしてウェブブラウザで自分が確認して見なければならないということだ。
 今回は、冒頭で述べたような失敗によって、そのことを痛感させられた。失敗をただのマイナスではなくプラスに転じたのだ。そういう意味でも、今回の中古 Mac 購入は正解だったわけだ………なんか、こじつけみたい……いやいや! そうではなーーい!
 さてそれでは、実際に自分のサイトでそれを試してみよう。
Safari01
 よしよし。思ったように表示されている。とこが、見出しの上に一行で小さく現われるはずの広告が無い。
 それなら、IE ではどうなるか。
IE
 うわ~~~っ!!!
 これはもう、滅茶苦茶と言うよりほかはない。なんせ、「Ver. 5.23」なので、スタイルシートのバージョンが古過ぎるのだろう。しかも、Mac 用の IE は、この後バージョンアップがなされなかったというのだから対処のしようがない。
 わかった。要するに、時代に即したウェブブラウザを使おうと思えば「OSをアップグレードしなさい」という意味なのだろう。メーカーとしては商売なので、それは当たり前のことだろうが、私のような貧乏ユーザ(ハードもソフトも中古なので)としては、そのような経済的余裕はない。
 そこで、OS 9 で試してみて比較的良い表示の仕方をした「iCab」をダウンロードして試してみることにした。
Mac OS X iCab01
 なるほど。これは先ほどの「Safari」と全く同じだ。
 これは基本的に有料のソフトなので、無料で使っていると、購入を促すポップアップが、起動するたびに永遠に現われ続ける。それを毎回閉じなければならないのは面倒なので、それならまだ「Safari」を使った方がましだ。
 調べてみると「Opera」では、「9.64」までなら動作するようなので、それをダウンロードして試してみた。
Mac OS X Opera01
 う~~~ん……………今度は広告が表示されたのは良かったが、フォントが滅茶苦茶だしレイアウトも一部変になっている。世の中、うまいこといきまへんなぁ~~~。
 さらに調べてみると、「Camino」というブラウザも使えるようなので、その「1.6.11」を試してみた。
Mac OS X Camino01
 フォントは統一されてはいるがやはり違っているし、レイアウトの一部が変だ。しかし広告は表示されている。フォントの問題だけでもクリアできれば、何とか使い物になりそうだ。そこでまた、「fonts_test.html」のお世話になることにした。
 それは先ほどの記述のままだ。

font-family:Hiragino Mincho Pro, sans-serif;

Mac OS X 10.3.9 Font Test04
 あれ? 明朝ではなくゴシックで表示されているぞ。ということは、Mac 用に記述してある部分が無視されているということだ。
 それならこれでどうだ?

font-family:'平成角ゴシック', serif;

 それはこのように表示された。
Mac OS X 10.3.9 Font Test05
 なるほど………。このブラウザは「Safari」とは逆で、日本語のフォントは日本語で表記しないと認識しないのだ。そのため、いずれのブラウザでも認識させるためには、このように記述しなければならないということだ。

font-family:'ヒラギノ明朝 Pro W3', Hiragino Mincho Pro, serif;

 これで先ほどのページを表示させるとどうなるか試してみよう。
Mac OS X 10.3.9 Camino02
 その後、「SeaMonkey」というブラウザも使えることがわかったので、その「1.1.17」をダウンロードして試してみる。
Mac OS X SeaMonkey01
 いずれでもフォントは指定した通りになっているし、広告も表示されている。「物語」という見出しの位置は先ほどと同じくずれたままだが、総合的に見てこの二つが最もまともだ。
 ここでまた私の悪い癖が出た。Windows XP がインストールしてあるパソコンには、自作ウェブページの表示確認のために、いくつかのブラウザがインストールしてある。それらで「fonts_test.html」を表示するとどうなるか試してみたくなってしまったのだ。そのため、それ用の記述を加えた。

font-family:'MS P明朝', 'ヒラギノ明朝 Pro W3', Hiragino Mincho Pro, serif;

 まずは「Firefox 3.6.11」。
Windows XP Firefox01
 続いて「IE 8」。
Windows XP IE01
 お次は「Opera 9.64」。
Windows XP Opera01
 いずれも「MS P明朝」で、表示のされ方はいずれも全く同じだ。
 ところが、「Safari 3.2.2」ではこうなった。
Windows XP Safari01
 最初これを上の三つとは別のフォントだと思ったのだが、このような記述で表示してみると………

font-family:'MS 明朝', 'ヒラギノ明朝 Pro W3', Hiragino Mincho Pro, serif;

Windows XP Safari02
 ちゃんと Windows 用の記述に反応して、等幅フォントである「MS 明朝」に変わったのである。ということは、上の三つと同じ「MS P明朝」で表示されていたのであろう。こうして見ると、「MS明朝」も捨てた物ではない。
 しかし、なぜ Windows 用の「Safari」だけが違うのかということを探求することは、このページのテーマからかなり外れてしまうことになるので、この問題からはこの辺で手を引くことにする。

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