積雪の直後はこんな感じ。
これは大家さんの畑で、我が家のはもう少し左側にある。そこには大根が埋まっており、台所のものが尽きたら、スコップで雪を掘ってそれを取り出さなければならないのだ。この時の積雪は、多いところで約80センチ。
母屋の中から見た蔵 | 左の建物が蔵、中央が母屋、右が納屋 |
母屋、納屋、蔵という三つの建物に囲まれている中庭は、屋根から落ちる雪が集中するので、このような雪山賛歌状態となる。息子がまだ幼かった頃は、これに横穴を掘って「かまくら」にし、一緒にその中に入って七輪で餅などを焼いて食べたものだ。
本当は玄関の幅だけ掻くのが理想なのだろうが、人が一人通れれば良しとして欲しい。連日雪になると、毎日のように屋根から大量に落ちて来てこのように堆積するので、正に雪との戦いとなる。
気温が高くなると、雪は空気に触れている部分から溶けていくので、数日後にはもう少し幅が広がっているかも知れない(笑)
この標高約150センチメートルの雪山と竹の向こう側に納屋があり、その扉の中に愛車が格納されている。外出の際には、それを発掘してやらなければならないのだ。
それから9日後、備蓄している食糧が尽きてきて買出しの必要に迫られたので、思い切って愛車の発掘を試みる。
それはまず、上に覆い被さっている数本の竹を切って取り除くことから始まった。それに約15分掛かる。
お次が雪だ。積もり立ての頃よりかなり溶けてはいたが、それでもこのような状態にするのに約30分間の重労働が必要だった。