ロゴ
総アクセス数:

現在の閲覧者数:

パソコンの部屋

その15 2台目の新品「5代目」

2014.06.11
更新 2016.03.09
5代目の実用例

新品を購入する

 その14で書いたように、我が家の現役PC4代目はボロボロになった。そのため、それに代わる5代目PCを購入することにした。
 その発端となったのが2013年11月1日にA社から来た、同社が発売しているタブレット端末の宣伝e-メールだった。そのリンクをクリックして同社のWebサイトに飛んだ私は唖然とした。
『俺の知らないうちに、世の中こんなに進んでたのか?!』
 それから数日後、どこかのサイトにM社のタブレット端末の広告が掲載されていたので、そこをクリックしてみた。飛んだ先のM社のサイトで調べてみると、現在私が使用しているソフトとの互換性があるので明らかにこちらの方が良い。価格もこちらの方が安い。
『さあ、買おうか!』
 と思ってさらにくわしく調べてみると、音楽制作や動画編集などをしようと思えば、やはりちゃんとしたパソコンでなければならないことがわかってきた。しかも、停電が比較的多い我が家では、そのときにでも使用できるようにするため、バッテリー付きのPCでなければならなかった。
 また、現在私が使用しているソフトのほとんどが Windows XP 用のものだ。そのため、それらを問題なく使用するには、Windows XP モード という機能を備えた、Windows 7 の中の Professional、Ultimate、Enterprise のいずれかのOSにする必要があった。Mac で言えば、OS X 10.3 に備わっていたClassic 環境 と同じようなものだ。
 ということで、タブレット端末購入の夢は、はかなくも消え去った。M社のそのOSは、Windows 8 以降だったので。
 PCに付いてくる有料ソフトの有無が、けっこう価格に影響してくる。「MSオフィス」の代用となるフリーソフトはダウンロードできるので、「オフィス」は要らないから価格は6万円以内に収めたかった。
 とどめはハードウエアの中枢部分だ。
 まず CPU 。これは Central Processing Unit の略で、人間の脳で言えば考える部分のことだ。この性能を表わす単位の数値が大きいほど、CPUの演算能力が速くなる。また、その数(コア数)が多ければ仕事を分散できるので、それだけ処理速度が速くなる。これは当然シングルコアではなくマルチにしたかった。せっかく新品を買うのだから、テクノロジーの最先端とまではいかなくとも、その片鱗を少しでも体感したかったので。
 次はシステムメモリー。脳で言えば考えるための一時的な記憶をする部分のことで、その数値が大きいほどPCの作業速度が上がる。今までは 2GB であっぷあっぷしてたので 4GB はほしい。
 そしてハードディスク。脳で言えば記憶をずっと保持しておくための部分のことで、各種ソフトウエアとそのデータはここに保存される。これは数値が大きいほど、その記憶できる量が多くなる。今までの 80GB で不自由はなかったが、どうせなら多い方がいいに決まっている。
 と、限定したら、その対象がかなり絞られてきた。
 その結果選んだのが、TOSHIBA dynabook Satellite B253 J(Windows(R)7 Professional搭載)。広告には「ビジネスノートPC」と銘打ってある。
 結論から言えば、使いやすさの点では4代目の方が断然優れているが、総合的にはこちらの方がやはり優れていた。それでは、これからその比較結果を書いてみることにしよう。

4代目と5代目の比較

 2014年12月19日午後8時頃だっただろうか。発注していた商品が届いた。ノートPCを閉じた状態とあまり変わらぬそのコンパクトさに少し驚いた。量販店で買った4代目PCのときは、大きな箱に入っていたので。
 さあ、久しぶりの新品PC! 我が家の5代目だ。ワクワクしながら梱包を開ける。
 まず電源コードを接続するが、そのプラグがPCから5cmほども出ている。当時の我が家では、猫たちが毎日のように部屋の中で運動会をしていたので、『ここを踏まれたら折れ曲がってしまうよな』という恐怖に襲われた。4代目PCのこの部分はL字形になっており、こんなにとび出してはいなかったので。
 いよいよノートPCのカバーを開ける・・・
『あれ? 開かない???』
 カバーのどこにも手掛かりがなくてなかなか開かないのだ。4代目PCには、カバーのフロント中央に開閉ロックのスライド突起があり、それを横にずらしながら持ち上げれば簡単に開くようになっていた。カバーのロックがないということは、持ち運びの際に勝手に開いてしまうということもありえるではないか。
 さっきまでのワクワク気分は、かなり減衰してきた・・・
 気を取り直し、マニュアル片手にパワースイッチを押そうとしたが、これがなかなか押せない。4代目のそれに比べるとほとんど出っ張りがないからだ。これに慣れるのに1週間くらいかかったかな・・・
 さあ、文字を入力しようとキーボードに触れるが、各キーの表面が完全に平らなので、指がすべって隣のキーを同時に押してしまう。4代目では各キーの中央が少しへこんでいたので、そのようなことはほとんどなかった。いわゆる人間工学というものだ。毎日長時間触れる部分だけに、細かいことではあるけれどもこの違いは大きい。
 SDメモリーカードの装着では、我が家の4代目PCもデジカメもFAXも、カードを押し込むとカチッとロックされ、取り出すときはぐっと押し込むと、ロックがカチッと解除されて出てくるようになっている。ところが今度のPCでは、ただ挿して抜くだけなので、持ち運びの際に抜け落ちる可能性があるし、出っ張ってるもの大好きな我が家の猫のオモチャにされる可能性大だ。
 ハードディスクへのアクセスを示すランプがない。4代目PCでは、これを見ながらデータのセーブをしたり、PCの応答が遅いときの動作の目安にしていたので、これがないと不安だ。
 音が良くない! ノートPCに高音質を求めるのは酷というものだが、それにしても4代目の方がずっと良かった。それは、内蔵スピーカー自体の性能もあるのだろうが、その取り付け位置もかなり影響しているように思う。4代目ではアームレストの手前、つまりユーザーの耳に一番近い場所に、しかもユーザーの方を向いて付いている。ところが5代目では、キーボード群とモニターの間にあり、天井を向いて設置されている。そのため、なんだか遠くから聞こえてくるような、ぼよ~~んという音になっている。
 アナログモデムがない!! 今まで私はFAXの送信をPCから行っていた。それだと紙を使わなくてすむので、文章をあれこれ修正しても、いちいち書き直して紙を無駄にしなくてすむ。ところがモデムがないと、それができない。USB接続のモデムも6,000円ほどで市販されているのだが、その価格では買う気になれない。
 お次はWebカメラだ。Web会議はしないので初めはどうでも良かったのだが、これを使った「Active Display Off」という節電機能があることが、かなり後になってからわかった。この機能を有効にしておくと、モニターの上に付いているカメラの電源が一定時間ごとに入り、人の顔を感知しないとモニターの電源を切る。その後人の顔を感知すると、自動的に電源が入るというものだ。つまり、人がPCから離れている間はモニターの電源を自動的に切っておくという趣旨の機能だ。
 これを有効にして実際に使ってみたのだが、ほとんど役に立たないことがわかった。このPCのモニターの特性だと、やや斜め下から見るのが最も鮮明に見える位置だ。そうすると、カメラは頭の上半分しか写しておらず、顔が感知されないのでモニターの電源が勝手に切れてしまう。それが約1分おきに訪れるのである。無理に感知させようとすれば、カメラの電源ランプが点灯したときにカメラに向かってぐーっと背伸びをするか、モニターを垂直に近い角度に立てなければならない。それか、用も無いのに何かのキーを押したりカーソルを動かしたりしなければならないのである。それならこの機能を無効にしておいて、PCを離れる前に手動でモニターの電源を切った方がずっと良い。
 要するに、Webカメラはあっても使い道がないということ。それならそれを無くして、その分の価格を下げてほしかった。
 極め付けは光学ドライブを開くとき。開くためのボタンの出っ張りが全く無いので、まずその場所を探し当て、それを爪の先で押し込まねばならない。これは何度やっても慣れず、いまだに一度では開けられないでいる。
 このように、ハードウエアの面ではかなり不満があった。良かったと思ったのはテンキーの存在くらいだ。
 このメーカーは日本有数の大企業なんだから、もっと他社の製品の長所を取り入れ、自社の製品を向上させてほしいものだ。
 それでは次に、基本的な性能を比較してみよう。

主な力量の比較
項目4代目 (Gateway ML6018j2)5代目 (TOSHIBA dynabook Satellite B253 J)
メーカー発売日2008年4月16日2013年7月16日
購入価格\69,800\58,811
CPUIntel Celeron 550, 2GHz (コア数1)Intel Core i3-3120M 2.50GHz (コア数2,スレッド数4)
チップセットIntel(R) GL960Mobyle Intel(R) HM76 Express
System Memory512MB (のちに1536MBに増設) DDR2 PC2-5300、デュアルチャネル対応4GB DDR3-1600 PC3-12800 SDRAM、デュアルチャネル対応
Video Memory最大 384MB(System Memory と共用)最大 783MB(System Memory と共用)
グラフィックス・アクセラレータインテル X3100(チップセットに内臓)インテル HD グラフィックス 4000(CPUに内蔵)
LCD Monitor15.4型 WXGA TFT (1280×800)15.6型 HD FWXGA TFT (1366×768)
Hard Disc (回転数/容量)5400rpm/80GB5400rpm/320GB
光学ドライブスーパーマルチDVD±RW(DL対応)スーパーマルチDVD±RW(DL対応)
Webカメラなし約92万画素
Network10/100 Mbps Ethernet LAN
IEEE802.11b/g Wiless LAN
10/100/1000 Mbps Ethernet LAN
IEEE802.11b/g/n Wiless LAN
Modem56K ITU V.92対応FAX Modemなし
Medium ManagerxDピクチャーカード、SDメモリーカード
メモリースティック、メモリースティックPro
マルチメディアカード対応
SDメモリーカード
テンキーなしあり
PortUSB2.0x4, VGAx1USB3.0x1, USB2.0x2, HDMIx1, VGAx1
Oprating SystemWindows XP Home EditionWindows 7 Professional(Windows 8 Pro ダウングレード)
バッテリー駆動時間約2.6時間約2.6時間
消費電力平均約20.35W標準約11W、最大約65W
重量2.8kg2.3kg

 たった5年3ヶ月という年月のあいだに、価格が約1万1千円も下がったのにもかかわらず、性能がこれだけ向上しているということは、消費者としてはまことに有り難いことだ。
 これでワクワク気分が少し回復してきた。
 次に、実際の能力の違いを比べてみよう。

ベンチマークテスト by CrystalMark 2004R3 [0.9.126.451] (C) 2001-2008 hiyohiyo
項目4代目5代目
Memory Read (MB/s)3005.1411141.85
Memory Write (MB/s)1331.314667.28
Memory Read/Write (MB/s)1305.914265.41
HDD Read (MB/s)32.4986.39
HDD Write (MB/s)33.6571.51

 ベンチマークテストとは、ある一定の条件下でパソコンに作業をさせ、その能力を調べるものだ。単位の MB/s とは、1秒間あたりに何メガバイトの量の処理をしたかという速さのことなので、数値が大きいほど優れているということになる。
 「Memory Read」とはシステムメモリーからデータを読み取る速度、「Memory Write」とは同じく書き込む速度、「Memory Read/Write」とは、同じく読み込みと書き込みを同時に行った場合の速度のことだ。「HDD」とはハードディスクドライブの略で、読み込みと書き込みはメモリーのことと同様になる。
 CPUがたった 0.5MHz しか違わないのにこの圧倒的な差! CPUとメモリーの品質の差によるものなのだろうが、これは数値上だけのことではない。実際に使ってみても、それが表われるのである。
 オンラインゲームをしたとき、4代目では冷却ファンが唸りをあげていたのに対し、5代目では冬季であったこともあり実に静かなものだった。そこで、そのゲームをしながらCPUの使用率を調べてみると、前者は90%あたりを上下していたのに対し後者は40%未満、時には30%ほどになることもあった。ということは、同じ仕事をさせてもCPUに対する負荷が格段に少なく、そのためそれを冷却するファンの回転数も少なくなるため、電力消費量がかなり抑えられているということだ。
 『ほう、さすが! マルチコアのせいか?』
 と思って「デバイスマネージャー」を開いてみると、なんとCPUが4つもある!
5代目のCPU
 『あれ?』
 何かの間違いかと思って5代目PCの情報を同PC内であれこれ調べてみたが、やはりCPUは4つだった。それならばと、このCPU Intel Core i3-3120M のメーカーサイトを見てみると、コア数は2つと表示されている。
 『??? なんだこりゃ?』
 さらにネットで調べていくと、「理論CPU」という技術があることがわかってきた。その一つが、Intel 社の Hyper-Threading Technology だ。これは、CPU 1個を2つに分けて働かせるという仕組みで、コアが2つあれば×2で理論上のCPUは4つになる。
 『・・・なるほど・・・』
 つまりこのPCは、CPUが元々2つあるのに加えて、OSではそれが4つと認識されており、CPUが4つあるのと同じ働きをすることがあるということなのだ。試しに、負荷の高いゲームを3つ動かしながらDVDビデオを再生させてみたが、ファンの回転はほとんど変化しなかった。これが4代目だったら、ファンがフル回転して排気口からは熱風が吹き出してくるところだ。
 ネット上で調べてみても、この価格でこの性能のものは他になかった。つまり、今の私にとって最高のハードウエアというわけだ。
 OSの違いも大きい。4代目は Windows XP Home Edition。そして5代目は Windows 7 Professional (Windows 8 Pro ダウングレード)、これは付属のリカバリDVDを使えば、Windows 8 Proに変更できるということだ。つまり、もし 7 のサポート期限が切れそうになっても大丈夫ということだ。
 ハードウエアの違いもさることながら、OSが違うと電源を入れてからの立ち上がりのスピードが違う。どちらも余計な常駐ソフトは使っていないので、条件はほぼ同じ。4代目では約1分20秒もかかっていたのに対し、5代目ではわずか約45秒でPCが使えるようになるのだ。
 まいりました。このようなことがわかったので私はこのPCを見直し、『買って良かった』と心から思うことができた。そして、慣れもあるのだろうが、さきほど挙げた数々の使いにくさがあまり気にならなくなった自分自身に対して、思わず苦笑いしてしまうのであった・・・(笑)

システムメモリーを増設する

 このPCを購入してから2年余りして、ようやく念願のメモリー増設を行った。
 2016年2月28日の午後、ネット通販で購入した Transcend 社の PC3L-12800 DDR3L 1600 4GB 1.35V (低電圧) - 1.5V 両対応 204pin SO-DIMM TS512MSK64W6H 2,936円(無期限保証、送料無料)が届く。早速取り付け、PCを起動して動作を確認。無事終了。
 これによって動画編集など巨大ファイルを扱う作業がスムーズになり、転送速度も上がるはずだ。
 早速ベンチマークテストを行ってみた。
ベンチマークテスト by CrystalMark 2004R3 [0.9.126.451] (C) 2001-2008 hiyohiyo
項目5代目(メモリー4GB*1)5代目(メモリー4GB*2、デュアルチャンネル有効)
Memory Read (MB/s)11141.8517350.86
Memory Write (MB/s)4667.288575.83
Memory Read/Write (MB/s)4265.418534.30
HDD Read (MB/s)86.3987.70
HDD Write (MB/s)71.5175.14
 デュアルチャンネルとはノートPCの場合、同じ容量と同じ規格のシステムメモリー(RAM)をマザーボードに2枚装着することによって、転送速度が倍になる機能だ。ただし、PCのチップセットがそれに対応していなければならない。
 測定の結果は正確に2倍ではないが、かなり速くなっているので、その効果のためとみていいだろう。
 これによって、今まで動きが重たかったアプリケーションやゲームが少し軽くなった。思ったより劇的ではなかったが・・・

メニュー  客間

(C) 2004-2015 Tano Kakashi All Rights Reserved.
inserted by FC2 system