ウコギ科の宿根草。我が家では畑の周辺や山の道端など、日当たりのあまり良くないところに生えている。
冬は地上部が枯れていて見えないが、春先に芽を出す。それが5月中旬を過ぎると食べごろにまで成長する。それより早いと食べられる部分が少ないし、それより遅いと「ウドの大木」という言葉の通り硬くて食べられなくなるので、その時期を逃さないことだ。フキノトウやタラの芽と共に、季節感を味わうための貴重な食材である。
上の画像のような大きさのものを根元から引っこ抜いて収穫する。その後そこからまた芽が出て来るが、それをつむと翌年の生育に影響するので、それはやめておいた方がいい。
根や皮は硬くて食べられないが、茎の中身は柔らかいので皮を剥いて食べる。
ほんのりと蒼い独特の味と香りがする。味噌との相性が良いので、我が家では主に生で酢味噌和えか、味噌汁の具にする。