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はたけ

イタリアントマト

2006.08.22.
2009.3.9. 更新
イタリアントマト3

トマトの種類

 日本で「トマト」と言えば生で食べることが多いが、外国では加熱調理して食べることの方が多く、当然それぞれに適した品種がある。前者を「桃系」と言い、後者を「赤系」と言う。ここでご紹介するイタリアントマトは後者に属しており、「パスタトマト」という名称で種や苗が売られていることもある。

イタリアントマト1

イタリアントマト2

歴史

 トマトの原産はアメリカ大陸で、ヨーロッパには古くから広まったようだ。日本には18世紀初頭に中国からもたらされたと考えられ、最初は観賞用だったそうだ。食用として一般に広まったのは大正から昭和にかけてとのこと。

用途

 生食用のものに較べて種が少なく酸味も強いので、我が家ではイタリア料理はもちろん、中華料理やインド料理にもよく使っている。スープ、シチュウ、パスタやピザのソース、炒飯、カレーなどと実に幅広い。

栄養素

 カロチンとビタミンCと共に、リコピンという人間の体内の活性酸素を除去する抗酸化物質も多く含まれている。特にこの赤系のトマトにはそれが多く含まれているそうだ。そのため、このようなトマトを摂取することによって消化器系のガンの発生がある程度抑えられるということも、近年の様々な研究によって明らかになっている。

栽培方法

  1. トマトはナス科なので連作に注意する。
  2. 我が家では5月初旬にポットに種を蒔く。日中の気温が20度を超えないと発芽しないので、最近ではホームセンターで苗を買うことも多くなった。
  3. 肥料は元肥として人糞と枯れ草と木灰。追肥はしない。
  4. 本葉が5~6枚程度になったら定植する。その際、芯喰い虫の侵入には気を付けること。
  5. 脇芽を摘んだ方が実の付きが良くなる。我が家では最初の頃に出た脇芽1本だけを残し、1株で2本仕立てにしている。
  6. 草丈が25cmを超えたら支柱を立ててやる。
  7. 根を深く下ろすので乾燥には比較的強いが、多湿には弱く病気になりやすい。
  8. 日中は気温が高く夜は逆に冷えた方が元気が出るようだ。但し、ミニトマトなどに較べると生育はゆっくりしており、草丈もあまり高くならず120cm程度である。
  9. 実の赤くなったものから順次収獲する。10月末までに1株で20個ほどの果実を付けるが、気温が25度以上にならないと赤くならないので、青いまま落下してしまうことも多々ある。しかし、それが虫に食われる前に拾い集め、このページの一番上の画像のようにして毎日陽に当ててやれば、ちゃんと着色して味も良くなる。
  10. 低温には比較的強いが、霜が下りると枯れる。

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