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だいどころ

キーマカレー

2009.03.01
更新 2021.08.14
キーマ
インド式の一人前。

北インド・パキスタンではお馴染みのひき肉のカレー

 ここでは日本人にわかり易いように「カレー」という言葉を添えているが、現地でただ「キーマ(keema)」と言えば、このような料理のことになる。インドの公用語のヒンディー語で書くと「कीमा」、パキスタンの国語であるウルドゥー語で書くと「کیما 」となる。
 日本のインスタントカレーのルーやカレー粉を使っても出来るが、ここでは本格的なインドカレーの作り方をご紹介する。
 ヒンドゥー教徒は牛を食べないし、イスラム教徒は豚を食べない。その一方、鶏肉は高級食材になるので、本場では山羊か羊の肉を使うことが多い。日本で広く出回っている「合挽き肉」を使うと、インド・パキスタンの人口の大部分を占めているその両教徒いずれも食べられなくなるので、外国の方にお出しする際は気を付けよう。
 ここでは豚肉を使っている。また、本場では肉の他に具をあまり入れないし、なぜか人参を料理に使うことは稀だが、ここでは栄養面を考慮して人参を混ぜてみることにした。

作り方

材料
インド式に小皿に盛り、他の複数のカレーと食べるなら16人分、日本風にこれだけおかずにするなら4人分。
無くても出来るが、ここでは敢えて使ってみた。
今回使用したのは、インド、ハリヤーナ州グルガオン市 Mahashian Di Hatti 社製の、Meat ka masala(直訳すると肉の香辛料)。もちろん日本製のものでも良い。
原材料:コリアンダー、クミン、唐辛子、ターメリック(ウコン)、黒胡椒、クローブ(丁子)、フェネグリク、塩、ナツメグ、生姜、カルダモン、アモムム、カシア、フェンネル、マスタード、ニンニク、玉葱、メイス、アサフォエティダ
下ごしらえ
調理
  1. フライパンを火に掛け水気をとばし、油を入れたらすぐ弱火にする。
  2. Aを入れ、絶えずかき混ぜて焦げないようにして、香辛料の香りを油に移す。
    香りを油に移す
  3. 香りが出てきたらニンニクを加えて炒める。
  4. ニンニクの色がやや狐色に変わってきたら玉葱と塩を加えて中火にし、タマネギが金色になるまで炒める。
    金色になったタマネギ
  5. トマトとニンジンを加えて炒める。
  6. 5分ほどしたら、ひき肉とターメリックとカレー粉を加えて炒める。
  7. 10分ほど炒めて、肉に火が通ったら出来上がり。

食べ方

 香辛料の香りが移った油は、小麦との相性がいいので、ロティやパンにくるんで食べてもいけるし、パスタやピザのソースとして用いると、一味違った味が堪能できる。
 ご飯で食べる場合は醤油を適量たらすと、それとの相性が倍増される。

インドカレーの概念については、インドカレーの楽しみ をご参照ください。
他のレシピ: 菜食 (vege) 大根葉のインドカレー ナスのインドカレー オクラのインドカレー タケノコのインドカレー じゃが芋と大豆のインドカレー
非菜食 (nonvege) サバのヨーグルト煮込みインド風
主食 チャパティ(ロティ) 薬味 チャトゥニ(チャツネ)
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