オクラのインドカレー
2000.07.21
更新 2023.07.16
インド式の一人前
北インドとパキスタンの大衆食堂には、必ずと言ってよいほど常備されている定番料理の一つ。
オクラは、インドの公用語であるヒンディー語では「भिंडी (bhindi)」、パキスタンの国語であるウルドゥー語では「(bhindi) منڈی」と言う。とにかく、現地の食堂で「bhindi」と言うのは、これに類する料理のことになる。
ここでご紹介する作り方はシンプルだが、本格的なインドのヴェジタリアン料理。日本のカレーのようなルーはないし、肉をはじめ他の具材は入らない。
作り方
材料
インド式に複数の種類のカレーと食べるなら6人分、日本風にこれだけおかずにするなら2人分
- A {唐辛子粉小さじ1杯、クミンパウダー大さじ1杯、コリアンダーパウダー大さじ1杯}
- ターメリック 小さじ2杯
- 菜種油(サラダオイルでも可)40cc
- ニンニク 20g
- 玉葱 100g
- 塩 大さじ半杯
- 水 100cc
- オクラ 240g
我が家の自家製オクラ240g
下ごしらえ
- A はあらかじめ混ぜておく。
- ニンニクは細かいみじん切り、玉葱はみじん切り、オクラはヘタを取り除き、1~2cmくらいの筒切りにしておく。
調理
- フライパンを火に掛け水気をとばし、油を入れたらすぐ弱火にする。
- Aを入れ、焦げないようにかき混ぜる。
- 30秒ほどして香りが出てきたら、ニンニクを加えてさらに炒める。
- ニンニクの色が変わってきたら玉葱と塩を加えて火を若干強くし、焦げないようにかき混ぜる。
- 玉葱の色が変わり、油が浮いてきたら、水を加えて火を強める。
水なしでも出来るのだが、オクラ特有のトロミを生かすには、これが欠かせないのだ。
- 沸騰したらオクラとターメリックを加えよく混ぜる。
- オクラに火が通り、しんなりしたら火を止めて出来上がり。
食べ方
日本のカレーライスのようにして、ご飯にかけてもいいのだが、チャパティやロティとの相性が抜群なので、食べやすい大きさにちぎったそれで包むようにして食べると最高! バゲットのような砂糖を添加していないパンにもよく合う。
だいどころ 客間